18日の会場で拙著新刊を先行販売します!

 12月18日のJSEEO東京講演の会場(後楽園球場となりの文京シビック。前にもやりましたね)で、並木書房さんの新刊『もはやSFではない無人機とロボット兵器――エコ軍備の最前線』を、いちはやく皆さんに即売できる見通しとなりました。
 最新のトレンドをおさえておきたい方は、是非、この機会にお求めください。
 いつもながらの余談の一つとして「T-34のV2エンジンに先行した各国の軽量な航空用ディーゼルエンジンにはどんなものがあったか」という探究も盛り込んでしまいました。もちろん、「ヒントになったのはコレだ!」という結論は出していません。クロノロジーを羅列してみただけです。
 今回の講演は、趣向を変えまして、司会無し、休憩無しの出ずっぱりで独演会をやらせていただこうと思ってます。
 まず最初に30分間、なぜ核武装の話が時代遅れで、これからは無人機なのか、という話をしましょう。
 その間に皆さんに質問用紙を書いていただきまして、わたしは降壇はせずに、すぐ質疑応答に突入します。時間を残り目一杯、取る予定です。休憩時間が勿体無いですからね。
 まあ、大学院の授業のようなものだと思ってください。新刊の内容についてのご質問でも歓迎であります。
 講演のあとは、場所を変え、時間のある皆さんと晩餐でもご一緒しましょう。この小宴会は事前には申し込みも何も必要ないです。ご来場の方、全員が参加できます(ただしシビアに割り勘です)。河岸は特に決めてません。皆さんで適当に考えてください。コーディネーターはわたしが会場で指名しましょう。
 ところで今、Ronald C. Arkin 氏著の2009刊の『Governing Lethal Behavior in Autonomous Robots』という、クソ真面目であんまり娯楽的じゃないペーパーバックを取り寄せて読んでるんですが、この中に半島のDMZに Samsung Techwin 社が仕掛けている、機能の割にはサイズがデカすぎじゃないかと思える、侵入者監視ロボットが、写真入りで紹介されています。
 同社では、敵の兵隊がこのロボットに対して降伏のジェスチャーをしたときには、それを機械がちゃんと投降だと認識できるようなソフトを研究しているみたいです。ちなみに現在までのところ、判断まで完全機械任せの自動射撃モードは、韓国軍では許可してはいないようです。
 P. W. Singer氏の本にも、韓国製の自動射撃ロボットがイラクに持ち込まれて韓国軍によるテストが重ねられていることが書いてありました。
 ホントにこのままじゃわが自衛隊は、「離島の飛行場を人力頼みで造成しようなんて、ニップは非合理的な軍隊だ」とシービーズに呆れられたWWIIの二の舞を、間違いなくやらかしますぜ。