正誤表の「2」。

『「グリーン・ミリテク」が日本を生き返らせる!』の
○214頁の最終行
 豪雪や防風や塩害
  ↓
 豪雪や暴風や塩害
  ――以上です。
 次。
 APのHEIDI VOGT 記者が海兵隊に密着して決死的リポート。2010-3-20の「Taliban adjust, wage bomb attacks in Afghan town」という記事は……。
 Marjah は2月に米軍が占領する前は、南部アフガンで最大のタリバンのアジトだった。そこでは占領後もしぶとくIEDが仕掛けられ続けている。ある海兵隊中佐がひきいる大隊は、Marjahの最初の30日で120発のIEDに遭遇。
 敵の戦術が進化しつつある。
 たとえば、前に一回爆発したクレーターに仕掛ける。これなら疑われにくい。
 道のまんなかに decoy bombs が埋められていることもある。そしてホンモノは道の脇に埋めてあるのだ。
 そしてついにアフガンでもモコン式起爆がみられるようになった。水溝に爆弾を浮かべて上手から流し、米軍車両の近くにきたところで、携帯電話のようなもので爆発させたケースが1件ある。
 破片入りIEDと、スナイパー(単独)の連携もあった。
 同じ記者が19日には「Marine patrols still meet snipers in Afghan town」という記事を星条旗新聞に載っけている。この記事で興味深いのは、アフガン(政府軍)兵は、ターバンをつかって捕虜を後ろ手に縛るということ。
 さて、『ナショナルディフェンス』誌の2010-4月号には、Stew Magnuson 記者が「JIEDDO Chief Seeks Help as Roadside Bombs Plague Afghanistan 」という記事を載せている。
 JIEDDO というのは、Joint Improvised Explosive Device Defeat Organization の略だ。2006に設立され、フロリダのFORT LAUDERDALEに本拠がある。このたび、そこにあたらしく着任したボス、 Army Lt. Gen. Michael Oates が、アフガンのIEDを無力化する新発明を公募中だと。
 中将いわく。
 〈零細企業でもイイ! 個人でもイイ! 外国人でも構わん! どんな思い付きでもイイ! 新案技術でなくとも、何かうまい回避戦術のようなものでもイイ! キミのアイディアを JIEDDO web portal まで送ってくれ! 郵便でも電話でもイイ! 提案の書式/フォーマットなどは気にしないでくれ!〉
 兵頭おもえらく、これからアフガニスタンは急速にまた対人地雷が撒かれる戦場となって行くだろう。つまりカンボジア化ですよ。
 いまこそ奇麗事ではない日本人の「国際貢献」潜在力を誇示するチャンスだろう。
 その志ある者は、JIEDDOのOATES中将殿宛て、今すぐアイディアを送れ!