民間のUAV実験飛行場を造るなら、沖大東島あたりでしょうか。

 KATE BRANNEN 記者の2010-4-15アップ記事「U.S. Army Unveils UAV Road Map」。
 米陸軍は、現存のヘリコプターを、無人でも飛ばせるようにしたい。
 というか、〈基本「無人機」で「オプションとして有人操縦も可能」な機体〉――としてしまいたいのだ。これが米陸軍の新しい「UAVロードマップ」である。
 まるごと新しいヘリを調達するのではなく、既に使っているアパッチ、チヌーク、ブラックホークを、無人機にアップグレードするのだ。最初はブラックホークからになりそう。
 ソフトウェアの整備にあたっては、共通のオープンアーキテクチャーを目指す。地上管制もコミで。
 離着陸と、単純飛行中の管制は、極力、全自動化してしまいたい。
 搭載武器の運用のみ、人間がリモコンで管制する。
 ※アパッチが30粍・チェインガンで暗夜に中東人(一部武器携行)を撃っている動画を見ました。米軍のROE遵守を内外に印象づけ、武装回転翼機の必要性も併せて宣伝していると思いました。ところで、これは10年以上前の湾岸戦争のときからの教訓ですが、闇夜、開豁地でいきなり機関砲で撃たれたなら、今日では、その場に伏せるのは利口じゃないようです。むしろ、めいめいバラバラの方向に走り、遮蔽物に飛び込むべし。それが不可能ならば、仰向け大の字に寝て死んだフリをするしかなさそうです(ただし数年後の機載カメラでは、体温がいつまでも低下しないことから死んでないことがバレる可能性あり)。もちろん、武器は手から離すべし。
 次。
 David A. Fulghum 記者の 2010-4-15記事「Non-Stealth Teamed With Stealth Air Wing」。
 米空軍は F-15C をアップグレードすることにより F-22 の作戦を楽にしてやりたい。
 それにはレーダーを APG-63(V)3 というフェイズドアレイ(AESA) にする。
 これを装備したF-15CがF-22に先行して飛び、レーダーを使い、あとから行くF-22は、ギリギリまで電波放射をせずに済むようにする。奇襲ができる。
 F-15Cの方が搭載燃料が多く、滞空時間が長いので、これが合理的。
 MDの一環としてこれら空軍機を抑止に役立てる。※米空軍もいよいよリストラの危機に直面したので、必死だね。こうでも宣伝しないと「オバマ=ゲイツ」コンビから次に何をカットされるかわからない。
 空軍いわく。 筒体を長く改造したアムラームの直撃によって、敵の弾道弾を撃墜できるかもしれない???
 AIM-120C-6 と AIM-120D は、レーダー反射の小さな巡航ミサイルを撃墜するのに最適化されている。※つまり国産のショボい飛行機にでも最新のAESAレーダーと最新のアムラームを装置すれば、シナ、韓国、台湾軍の巡航ミサイル攻撃から日本列島はとりあえず防衛できるわけ。
 米空軍はこの夏に6機のF-15Cに AESA radars を搭載してみる。
 こうすることで、F-15Cは2030年まで現役でいられるだろう。
 次。
 Andy Nativi 記者の2010-4-15記事「Support Ships Take On Multiple Roles」。
 International Maritime Organization regulations は、モノハル(単殻)のタンカーを捨てるように要請している。
 2015には、一重底の商用タンカーは禁止される。
  ※事故時の原油流出→海洋汚染を防止するため。ちなみに、二重にしたって火災を防げるわけじゃないので、海賊の小型ロケット砲による大型タンカー/LPG&LNGタンカー攻撃は、有意義です。ブリッヂを銃撃されたり洋上で船火事を起こされる確率が高い紛争海域への航海に、民間の船員組合が同意するわけがありません。
 ただし、各国の政府の船、つまり海軍の補給艦等は、このレギュレーションの適用例外だが、まともな政府なら遵守するだろう。
 その代わり、ダブル・ハル船になると、搭載容量はとうぜんに小さくなってしまう。
 軍用の特殊船をつくっているとコストがかかってしょうがないので、民間タンカー等に「軍艦グレー色」をそのまま塗って使えという声もあり。
 ※商船タンカーは馬力が小さすぎるんですよね。高速を出す必要がまったくないので。そこをどうするかですよ。艦隊行動ができないんだから。