「読書余論」 2012年11月25日配信号 の 内容予告

▼『偕行社記事 No.786』S15-3
 町工場のバネの品質でまだ苦労している。
▼『偕行社記事 No.142』M29-3
▼『偕行社記事 No.145』M29-5
▼『偕行社記事 No.146』M29-5
▼『偕行社記事 No.151』M29-8
▼『偕行社記事 No.157』M29-10
▼『偕行社記事 No.160』M29-12
▼『偕行社記事 No.162』M30-1
▼防研史料 『陸軍兵器本廠歴史前記 明治二十~三十年』
▼秋永芳郎『ほらふき信淵――幕末大砲奇談』1986
▼日本放送出版協会ed.『日本の「創造力」』第3巻、H5
 村田銃と村田刀の話。
▼本の雑誌社編集部『新・匿名座談会』2000-10
 2年分の連載のまとめ。対談収録の時に酒を出してはいけない。その理由は……。
▼コスチェンコ著、樋口石城tr.『旅順攻防回想録』新時代社1973
 M44に『屍山血河』として邦訳されたのを現代語に直しただけのもの。
▼芳賀矢一(故人)『日本人 付・戦争と国民性』冨山房 S14
▼高橋三郎『「戦記もの」を読む――戦争体験と戦後日本社会』1988
 筆者は『大空のサムライ』を読み、『坂井三郎空戦記録』にあった何かが消えてしまったのに衝撃を受けた。S24に「記録文学」とよばれる旧軍告発モノが大量生産された。『三光』S32、『侵略』S33。人肉食はS46に初めて告白された。
▼伊藤皓文『研究資料 75RT-2 ユーゴスラビアの全人民防衛』1975 防衛研修所pub. 
 ユーゴは1941-4にわずか数日間で占領され、1943秋まで、いかなる国からも助けてはもらえなかった。歴史意識がなくて戦意だけあっても、人民戦争は遂行できない。
▼長坂金雄『類聚傳記大日本史 第十四巻上 陸軍篇』S15-5
 陸軍特別大演習の年次と地方名と参加師団名の一覧表。村田経芳の話。
▼『日本鉱業株式会社 五十年史』S32
▼『川崎重工株式会社百年史』1997-6
▼ジル-ガストン・グランジェ著、山村直資tr.『理性』1956
▼香西 泰ed.『景気循環』1984
▼伊藤政之助『ナポレオンと秀吉の戦略比較論』冨山房S18
▼ラス・カーズ著、難波浩tr.『ナポレオン大戦回想録 第2巻』改造社S12
▼尾池義雄『戦術から見たるナポレオン』春秋社S6
▼読売新聞社『兵器最先端・4・機甲師団』
 核戦争時には、中隊と中隊の間隔を1km以上とれ。
▼石井研堂『明治事物起原[sic.]』M41-1
▼明治大学文学部紀要『文芸研究』S63-3所収・吉田正彦「旗と十字架――キリスト教会の塔を飾るもの」
▼早乙女勝元・岡田黎子『母と子でみる 毒ガス島』1994-4
▼岡山新聞報道部『瀬戸大橋』S63-3
 「電磁誘導発破」について。
▼林武『ナセル小伝』S48
 英帝国に反発していた米国がエジプト独立革命を幇助していた裏話。
▼『大川周明全集 第四巻』岩崎書店S37-10
▼『日本の名著 45 宮崎滔天 北 一輝』中公1982
▼松本清張『北一輝論』S51
 初出はS48の『世界』「北一輝における『君主制』」。それに加筆した。
▼芦澤紀之『ある作戦参謀の悲劇』S49-12
 堀場一雄・元陸軍大佐の伝記。服部の同期なので卓四郎のキャラを知る手掛かりにもなる。日本語の「面接」は「総力戦研究所」が普及させた。陸大の「口頭試問」の呼び換えだった。
▼内閣総力戦研究所『昭和19年度資料 長期戦研究(1)~(4)』S20-3-5印刷、S20-3-10発行
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 「読書余論」は、主に軍事系の古本を、兵頭が注目した一斑の摘記や読書メモによって紹介し、他では読めないコメントも附しているものです。(配信されるファイルはPDFスタイルです。)
 あまりに多すぎる過去の情報量の中から「兵頭はここは珍しいと思いました」というポイントだけ要約しました。
 大きな図書館に毎日通えない人も、最低費用で、過去の軍事知識のマニアックな勘所に触れることが可能です。
 また、ミリタリーしか読んで来なかった人には、他分野の情報が、何ほどか有益かもしれません。
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