MIL短報【2013-6-24作文】

一。
 LYNN BERRY and SYLVIA HUI 記者による2013-6-23記事「WikiLeaks: Snowden going to Ecuador to seek asylum」。
  米国との犯罪人引き渡し協定があるにもかかわらず米国からの逮捕要求に香港当局は応じなかった。
 スノーデンは、日曜日の、GMTで13時に、モスクワに到着した。そこからスノーデンはキューバ経由でエクアドルに飛ぶという。
 エクアドルはそのロンドン大使館内にジュリアン・アサンジをかくまっている。
 ※香港からモスクワへ飛ぶアエロフロート機を途中で米軍は邀撃できない。香港からちょくせつにエクアドルを目指せる民航機は無いし、無理に飛んでも太平洋上で米軍にインターセプトされるのは必定。ちなみに、ガラパゴス諸島はエクアドル沖にあるエクアドル領土である。
 キューバには月曜に着く。
 モスクワからキト(エクアドル首都)への直航便は無い。
 モスクワにはエクアドルから外交官たちが着ていて、スノーデンにいろいろと法的助言を与えている。これをウィキリークスのスポークスマンが語った。
 米国務省はスノーデンのパスポートを無効にした。それは香港を発つ前であった。ただし、国家や航空会社は、パスポートの無い人物を大目に見て世話することはできる。
 米国と香港の間の犯罪人引き渡し協定は、政治犯を除外している。また香港自治政府は、外交と防衛については北京の指図に従わねばならない。
 ロシアの外相 Sergey Lavrov は、スノーデンが望むのならロシアに亡命しても可いと言った。露米間には、犯罪人引き渡し協定そのものが無い。
 キューバ政府は何も発表していない。
 『South China Morning Post』紙によると、スノーデンは、中共の携帯電話会社複数と、2箇所の大学のハブでNSAが盗聴していたと言っている。
 同紙は6-12にインタビューしたと。
 中共は人口 1.3 billion 人で、巨大携帯会社が複数ある。「China Mobile」社は世界最大の 735 million 人のユーザーを誇る。それに次ぐ「China Unicom」社の携帯ユーザーは 258 million 人である。それに次ぐ「China Telecom」社のユーザーは 172 million 人。※億人規模というところがスゴい。
 これらの携帯会社はすべてNSAにユーザーのデータを抜かれている。
 また、通信ハブのある二つの大学とは、北京にある「Tsinghua University」と、香港にある「Chinese University」だそうである。このハブを通過するデータをコピー保存する作業は、今年から始めたそうである。
。※いまやビッグデータを盗聴し分析するという時代なのですね。個人の会話などどうでもええんや。
 スノーデンによると、NSAは、シナの「ネットワークの背骨」に注目している。そこに盗聴の焦点を絞っている
 ※3月23日に荒地にタネを直播したノラボウ菜が1株、トウ立ちして開花し始めた。これをさらに放置し続けると来年はどうなるのか、観察を継続したい。
二。
 来月、「函館未来塾」(塾長は髙木幹雄さん)主催で、〈幕末の箱館戦争の現代への教訓〉についてミニ講演をすることになりそうです。いまの段階では、7月20日(土)の夕方6時からの予定。詳細は続報を待て!