「読書余論」 2014年1月25日配信号 の 内容予告

▼史學会ed.『明治維新史研究』S4-11(分載の最終回)
 安政元年に山田方谷が作った漢詩に「支那傾覆是前車」と出る。
 独立戦争で家を焼かれたお祖母さんがハリスに「Fear God, and hate British」と遺訓。それでハリスは終生、英国製品は遠ざけた。
▼須川邦彦『無人島に生きる十六人』H15新潮文庫、原S23-10
 ※ぜんぜん関係ないが「ガボテン島」がモノクロ作品だったとユーチューブで確認してショック。記憶では、あれはカラーだったのだが……。たしかNBS長野放送を開局するときの宣伝的アニメ攻勢の一環として放映開始し、その第一回は、オヤジが購入直後のカラーテレビの調整をするため画面をいじくり続けていたために、音声を聴くことしかできなかったのだった。……それと、あの火山にそっくりな噴気孔が、登別にあるよね。
▼『偕行社記事 No.199』M31-8
▼『偕行社記事 No.205』M31-11
▼『偕行社記事 No.213』M32-3
▼『偕行社記事 No.214』M32-3
▼『偕行社記事 No.215』M32-4
▼『偕行社記事 No.216』M32-4
▼『土地制度史学』1987-2所収、池田憲隆「日露戦争における陸軍と兵器生産」
▼『経済学研究』1985-6所収、長谷部宏一「明治期陸海軍工廠研究とその問題点」
▼防研史料 『昭和3年度 陸軍造兵廠歴史』
▼磯部祐一郎『アメリカ新聞物語』S46
▼辻村 明『戦後日本の大衆心理』1981
▼アンソニー・スミス『情報の地政学』原1980、訳1982
▼近藤春雄『放送文化――ラジオとマス・コミュニケーション』S30
▼K・マーティン『新聞と大衆』S30、原1947
 新聞の力とは、真相を隠すことである。
▼前田勉『近世日本の儒学と兵学』1996-5
▼孝橋謙二『教育勅語と昭和の破綻』H3
▼千葉三千造『日本海軍火薬史』S42
▼防研史料 『試製九一式十糎榴弾砲 概説』S6-1〔中央/学校教育/典範/榴弾砲〕
▼防研史料 『九一式十糎榴弾砲 説明書』S12-6
▼防研史料 『九一式十糎榴弾砲 教育の参考』S11-1
▼防研史料 『昭和4年度 陸軍造兵廠歴史』
▼防研史料 『昭和5年度 陸軍造兵廠歴史』
▼福本道夫ed.『東京・横田基地』1986-9
▼基地対策全国連絡会議ed.『日本の軍事基地』1983-7
▼奥村芳太郎ed.『あゝ航空隊――続・日本の戦歴』毎日新聞社S44-11
▼雑誌『軍事』大15-4月号(第2巻第4号)
▼雑誌『軍事と技術』S3-9月号
▼雑誌『航空記事』第53号(S2-1月号)
▼雑誌『航空記事』第62号
 八丈島に、空母1隻に匹敵する大戦闘機基地を造ったぞという、日本海軍による珍しいディスインフォメーション記事あり。ロンドン軍縮反対論を押さえ込むためだったかと想像できる。
▼雑誌『航空時代』第6巻 第6号(S10-5月)
▼平松茂雄『中国の核戦力』1996-10
▼宇佐美 暁『中国の軍事戦略』1997-6
▼派兵チェック編集委員会ed.『これが米軍への「思いやり」予算だ!』1997-10
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 「読書余論」は、主に軍事系の古本を、兵頭が注目した一斑の摘記や読書メモによって紹介し、他では読めないコメントも附しているものです。(配信されるファイルはPDFスタイルです。)
 あまりに多すぎる過去の情報量の中から「兵頭はここは珍しいと思いました」というポイントだけ要約しました。
 大きな図書館に毎日通えない人も、最低費用で、過去の軍事知識のマニアックな勘所に触れることが可能です。
 また、ミリタリーしか読んで来なかった人には、他分野の情報が、何ほどか有益かもしれません。
 「読書余論」は、毎月25日に「武道通信」から最新号が配信されます。1号分の購読料は500円です。
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