聞き苦しき日本語。「べき」は連体形である。そのあとに何が続くんだよ? 「べし」の命令の用法は、終止形「べし」しかないはずです。

 MONIKA SCISLOWSKA 記者による2015-8-28 記事「Radar detects object believed to be missing Nazi gold train」。
 1945年に赤軍が西進してきたのでナチはポーランド南方のワルブルジク市周辺に、金塊・宝石を満載した装甲列車を隠した。財宝ハンターたちが「黄金列車」と呼んできたものだが、このたび、地中レーダーによってその位置が特定された。
 発見されたと主張されている装甲列車の長さは100m以上だそうである。
 ワルブルジク市からウロクラウ市にかけては山がちで、WWII前はそこはドイツ領だったので多数のトンネルが掘削されていた。そのトンネルの一つに列車を引き入れて、両端を埋めたのである。
 これからポーランド軍工兵隊が火薬を使って掘り出すことになるが、作業には数週間かかる見通し。
 今回の発見者たちは、その列車を隠した作業に従事した匿名の男が死の床で伝えた情報を元に見つけ出した。その死者いわく、列車には、爆薬が取り付けてあり、うかつにアクセスすれば自爆するという。
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 Richard Tomkins記者による2015-8-27 記事「Australian company contracted for UAS components」。
 ノースロップグラマン社製の海洋監視無人機MQ-4Cトライトンの量産に、またひとつ、豪州メーカーが参与することが決まった。
 ミンチャム・エヴィエーション社である。
 トライトンは現時点でも60機以上の量産が確定している。滞空24時間、高度6万フィートまで昇れる。最高時速は357マイル。
 過ぐる7月には、ノースロ社はやはり豪州のフェラ・エンジニアリング社と、トライトン用のケーブル、工作機械、組み立て、工具などの下請け契約を締結した。
 ※この機体を海自が買わされることになるのは長期的には必定であるとわたしは予感している。なぜならそもそも空自はグロホなど持っても、電波中継機としてしか使いようがなく、もっと切実に必要なのは海自用のトライトンのはずだからだ。しかし、なりゆきから空自がグロホ利権を確保することになってしまった。ありもしない北鮮の核ミサイル脅威を煽った酬いがコレである。日本の武器メーカーが「エンジニアズ・トイ」構造の安逸をむさぼって、まともな政策提言をしないでいると、どんどん市場の方から遠ざかって行くだろう。