『全日本南北戦争フォーラム』が熱い!

 Bob Owens記者による2015-9-21記事「Has The Time Come For Plastic Ammunition?」。
  薬莢を合成樹脂複合材(ポリマー)のインジェクションで、弾頭を、3ブロックにバラける銅の塊で作ってある警察拳銃用実包。ポリケース弾薬という。
 「インセプターARX」という商品名。見た目は弾頭はラウンドノーズだが、じつは帆立貝の縁のような波状の切れ込みが入っていて、命中すると弾頭が3ブロックに割れる。それにより、ホローポイント並の効果を出すような仕掛け。物体に貫入して6インチのところで弾頭はバラけ散る。
 真鍮製ではなく、この複合材製の薬莢とすれば、拳銃の発射反動は軽減されるという。したがって次射の照準を速く着けられる。それがメリット。
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 APのHyung-Jin Kim記者による2015-9-25記事「Elderly prostitutes reveal dark side of South Korea’s rise」。
 韓国では六十代~八十代のご高齢婦人が現役で街娼をやっている。映画館のある繁華街ピカデリープラザで、みずから客引き。
 韓国警察はこの春、街娼を一斉検挙し、33人を逮捕(うち最高年齢は84歳)したが、無駄だった。彼女らは「バッカス・レディーズ」と呼ばれる。昔から、バッカスという名の強壮剤ドリンクを売っていたから。
 多くは離婚後に生計の当てがなくなったのだという。ほとんどの者には、成人した子供たちがいるのだが、その子たちから見捨てられており、また、恥を感ずるので連絡もとっていない。社会的セフティネットはこの国には存在しない。買い手は中高年の鰥夫が多い。需要もあるのだ。
 その社会的な背景。高度成長期、大学や就職のため子供が都市に出た。親は田舎に残ったが、その後、面倒を見られなくなった。このようなケースが大半。
 政府は子による親に対する扶養義務に漫然と期待し続け、子がかえりみなくなった老人世帯に対する社会保障を考えて来なかった。げんざい、65歳以上の韓国老人の半分近くは、所得が国民平均以下。そして過去25年で高齢者の自殺件数は4倍近くに増えた。
 老婦売春は、ジョンゴ地区だけでも2014初めには400人ちかくいた。それがピーク。
 警察の手入れ後は、総勢で200人くらいに減った。ピカディリー広場を中心に常時20人が見られる。韓国全体では、さらに数百人の「60歳代以上の街娼」がいるという。
 中には読み書きができない最底辺婦人も混ざっている。また、わざわざ中共から移住してきた朝鮮族婦人もいる。
 このプラザにおける老売春婦は、1ヵ月に20万ウォンから30万ウォンを稼いでいるという。米ドルに直せば、168~252ドル。ただし非常な高齢婦人の場合、1回のセックス代が1万ウォン(8ドル)ということもあるという。
 買い手は、企業を退職した男たちである。彼らは企業に自由な生活を売り渡してきたと考えている。
 ある78歳の男性は離婚した退職者だが、暇と寂しさをまぎらわすために毎日このピカデリー広場にやってきて、裏路地で婆さんに8ドルを払って体を触りながら雑談をして帰るのだという。
 この男性いわく、婆さんたちとセックスする場合は1回3万ウォン(25ドル)を払う。中年婦人の場合は、相場は5万ウォン(42ドル)だと。
 今年の警察の手入れの前は、プラザ近くの地下鉄駅、および、ユネスコの世界遺産であるジョンミョー孔子廟近くの公園が、老婦人売春のメッカであったという。
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 Carmen Duarte記者による2015-9-24 記事「McCain asks for DOD investigation into fatal bomb explosion」。
  23日、アリゾナ州ツーソン市の鉄工場で、46歳の工員が、スクラップの物体を切断しようとしたら、それが軍の爆弾であったために爆発し、その男は死んだ。同州出身のマケイン上院議員は、なんでそんなことになったんだと調査を要求ちゅう。
 物体は、長さ5フィートの、500ポンド航空爆弾「マーク82」であった。製造元は、ジェネラル・ダイナミクス。
 近くにはデイヴィス-モンサン空軍基地があるが、同基地では、絶対にウチから出たモノではない、と否定している。
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 David Nye記者による2015-8-11記事「5 general officers who were almost certainly crazy」。
  カスター将軍は度外れた犬好きで、ピーク時には80頭も飼育していた。寝るときはいつも犬といっしょだった。彼は犬になぐさめられていたのである。
 テキサスに勤務中の1866の時点で23頭いたという。
 夫婦の寝室にまで犬を入れて就寝しようとするので、あやうく離婚されかかった。
 作戦中も12匹ばかり連れて行き、いっしょに寝た。
 しかし、彼の最期となるリトルビッグホーンへ第七騎兵隊が出撃する直前には、さすがにこの任務は容易ではないと感ずるところがあったのか、当番兵が命じられてその12匹を後送した。つまりカスターはいつになく緊張していたのだ。
  ※フリー編集者の小川寛大氏が『全日本南北戦争フォーラム』というのをやっていて、会報をこれまでに6冊出しており、わたしはその直近の2冊しか目は通してませんけども、すこぶる勉強になる(会の公式ブログもあり。nanboku-sensou.blogspot で検索できる)。いまから30年前には日本では南北戦争の書籍など数冊しかなかった。しかしこの30年間で、特に学研の出版事業のおかげで、空白が埋まったようだと改めて認識しました。