Lyle J. Goldstein記者による2015-10-14記事「Old-School Killers: Fear China’s Sea Mines」。
湾岸戦争ではイラクの機雷により米艦『トリポリ』と『プリンストン』は中破させられている。
そして数年前、シナ軍雑誌『兵工科技』におもろい記事が出た。
青島の潜水艦学校の教授のインタビューだが、話のテーマは専ら機雷だった。
この教授氏は、1988にイランの機雷で孔があいた米フリゲートの『サミュエル・B・ロバーツ』を例示した。
同教授いわく、シナ潜1艦で、機雷50個を撒ける。これは外装式の撒布機をとりつけた場合だが。
『現代艦船』というシナ海軍雑誌の2015-8月号には機雷戦の短い話が出ている。
それはシナ国防大学校の研究を引用している。台湾が独立宣言したら、機雷6000個前後で近海を封鎖するという。それには開戦から5日前後かけるという。
それに続く第二フェイズでは、機雷7000個を撒くという。
合計数は、米軍がS20に「飢餓作戦(オペレーション・スターヴェイション)」でB-29を使って西日本の沿岸に撒いた数と近似する。
この阿呆雑誌は、1日に2000個のペースで、機雷を、シナの艦船や航空機から撒き続けることは簡単だとする。
第一列島線に、水上艦、潜水艦、漁船によって一定数の機雷を撒き続ければ、米海軍の東支那海への進入は阻止できるのだという。
機雷撒きのために動員できるシナ艦艇とシナ軍用機の合計は500。これには漁船はカウントされていない。
※シナ軍を語る者がいつも間違える(あるいはごまかす)ことがある。この記者氏も例外ではない。奇襲開戦の最初の30分間は、彼らはやりたいほうだいができる。その時間帯に限れば、潜水艦が既に米軍から追跡を受けていようとも、漁船がいかにボロだろうとも、かんけいは無いからだ。しかし1時間目以降、彼らが自由にできることなど何もなくなる。まして米軍相手の本格戦争では……。
2014年に大連の海軍大学校の男が、機雷のように水中に仕掛けておいて、敵水上艦が通りかかったらポップアップして海面上で対艦ミサイルを放出し、レーザー・センサーで捜索して攻撃するというウェポン・システムの実現性について記事を公表している。
これならば、発射から命中までの時間があまりにも短いため、米空母にも対応はできんだろうというわけだ。
※軍艦のいちばん弱い艦底を狙えるチャンスをわざわざ捨てるとは……。CAPTORの技術はロシアすらコピーできなかったものなので、中共にはとうてい無理だと諦めてるんでしょうね。しかし、対空母戦闘で大事なのは、その空母を沈めることじゃなくて、とりあえず甲板を使えなくしてやることなのだと認識をしているのならば、偉い。ここに気付くのが遅れたのが、「空威研」と大西瀧治郎の失敗だったんだから。
さらに、この機雷が放出するミサイルは、対艦用だけでなく、対空用も考えられるとしている。それで米軍の対潜哨戒機を撃墜してやるのだ。
※「機雷戦」は地政学的に中共自身の自殺戦略となること必定なので、メディア工作隊はもっとネット上でシナ人に向かって、〈砂盛島の「領海」に「主権国の権利」として機雷を敷設しなさい〉――とそそのかすべきである。それで米支戦争となり、中共はすぐに亡びてくれる。誰もが幸せになれる未来が待っているだろう。