北鮮の「ベルリンの壁」はシナ国境にあったらしい。

 ストラテジーペイジの2016-4-12記事。
   北鮮でまたも金属供出運動。
 ノルマがあるので、人々は警備手薄な建設現場から鉄資材をかっぱらう。
 警備員としては退職軍人がよく雇われているが。
 高級人民の子弟の大学生がよく警備員にとっつかまって暴行されている。彼ら大学生は「動員」呼号の馬鹿らしさがよくわかっている。
 北鮮のリアルな指導層集団は、5000人くらい。
 北鮮では五体満足な男子は最低6年、長い者で10年、兵舎にいなければならない。
 しかし賄賂が横行し、平壌に近い部隊ほど腐敗高級子弟の兵隊で占められ、彼らの能力も忠誠も大いに疑問となっている。
 金日成誕生日に菓子パンを子供に配る、そのための小麦粉を、中共は今回は手続きにわざと時間をかけて、渡し渋っている。
 韓国の4-11発表。北鮮の大佐が2015に亡命している、と。偵察局の所属だと。
 偵察局は、シナおよび韓国内でのスパイを操縦する。
 任務は、脱北者の連れ戻し。シナ語が堪能。しかもシナ政府から活動許可を得ている。
 さすがにシナ当局は北鮮機関員の武器携帯まではゆるさないが。
 4-8に韓国発表。13人の北鮮人が韓国入りしたと。
 その数日後、中共がこれを公式に認めた。これは北鮮にとってショック。
 このレストラン従業員たちは、1ヶ月以上給料が遅配していたという。
 なんと給与の8割は税として北鮮政府がとってしまうという。
 つまり中共は脱北者の連れ戻しにもう協力しないというメッセージを送った。
 これが知れ渡ればますます多数の北鮮人が中共経由で韓国を目指すだろう。
 ※なるほど中共は、「東欧の壁崩壊」と同じことができるのか。脱北者をそのまま韓国に引き取らせればいいだけ。大混乱も起きずに、徐々に北鮮は衰滅して行く。
 このたび中共が輸入を禁じた北鮮の地下金属資源。これは例年、10億ドル以上の収入になっていた。
 2016-3-10に北鮮で貨物列車の脱線事故。東海岸。2両の石油タンク車がひっくりかえって中身が漏れた。
 こうした事故は漸増している。背景理由は、北鮮人民が「金属供出」のノルマを達成するためにレールの犬釘を抜いているからだと考えられる。
 次。
 Hyung-Jin Kim記者による2016-4-12記事「N. Koreans: Brutal work abroad better than life back home」。
 海外に出稼ぎに出ていた北鮮人が4人、それぞれの別な場所から韓国に亡命した。そのまとめ記事。※あきらかに韓国政府発の宣伝ニュース。
 4人のうち1人が女。
 大連の北鮮レストランで働いていた。その口は、倍率12倍だった。本職の教師を捨てて応募した。
 父は、その倍率を突破するため、70ドルの賄賂を払ってくれた。
 ウェイトレスはチップを着服すると目付け役の公安に殴られる。休日は月に1日だけ。
 客が体を触るのも我慢しなければならない。
 ※え? それのどこがシナ料理店?
 客が無理に進める酒も、飲み干さねばならない。
 ※それはウェイトレスなどというものではなくて、実質、韓国キャバ嬢なのでは?
 ノルマが果たせないときは、客とモーテルに行ってセックスしなければならない。その料金は650元=100米ドルであるという。
 この女性は客であった韓国人男性と今は韓国内で暮らしている。
 ※なんのことはない、在支韓国人相手の風俗店を北鮮は営んでいるのだ。
 北鮮からは、60000人弱が、50ヵ国に出稼ぎしている。主にロシアとシナ。既婚男性なら、まず逃亡しない。
 海外派遣労働者はだいたい3年で帰国する。そのあいだにアルバイトもする。
 シナでは工場かレストランに雇われる。ロシアでは森林伐採か建設現場。
 中東では土建。週に150ドルにはなる。
 やはり選ばれるには賄賂が必要。ある男は高級酒20瓶と、煙草30パックを賄賂にした。
 シベリアで材木をトラックで運ぶ仕事。
 伐採現場では倒木による死者が日常的に出ていた。
 死体は毛布に首から下をくるまれて、皆、小屋の中に並べられていた。低温のため、カッチンコッチンであった。
 クウェートで大工をした男は、「月120ドル」の約束が守られたことがなかったとボヤく。夜明けから深夜まで働かされた。鉄条網で宿舎が囲まれていた。しかしアルバイトもした。とにかく稼ぎたくて。
 バングラデシュやインドネシアから出稼ぎにきていた男たちは月450ドル得ていた。要するにそれだけの差額を北鮮当局がピンハネしているのだ。