トルコはモスル市をクルド人には占領させたくないので越境介入中。

 ストラテジーペイジの2016-9-8記事。
   中共軍は、空挺部隊をチベットに降下させる訓練を2010年から反復させている。降下地点は標高4000mである。
 これほどの高所になると、輸送機を飛び出してからパラシュートが開傘するまでの時間が、空気が稀薄であるため、余計にかかっる。だから輸送機も、地表からの高度を、低地作戦時よりもよぶんに取っておかなければならない。
 もちろん降下隊員が高地・高所で激動することは、即座に、高山病のリスクを高める。その限界がどのへんにあるのかを、シナ軍は見極めたいのである。
 高地降下の前には隊員を高地気候に順化させておく。これは2010年からやっている。そのトレーニング過程で、高山病に罹り易い隊員は誰なのかが判明する。そいつはチベット~ヒマラヤ戦域には使わないようにする。
 ※わが第一空挺団のレンジャー教程はどうして最終想定を「無人島潜入とヘリパッド死守」に設定しないのか? やってることが時代遅れすぎないか? 深夜の荒海で泳ぐのに向いていない隊員を早めに見極めておかないとダメだろう。
 空挺がチベットに投入されるようになったきっかけは、2008のチベット造反騒動であった。
 このときは高地順応させずにジャンプさせたため、隊員の多くが高山病に罹った。
 1990年代に、第15空挺軍が編成された。現在、3個空挺師団と1個空輸旅団から成っている。
 輸送機は、イリューシン76か「輸8」か「輸7」である。
 ※別なニュースで、世界最大にして製造機数が1機しかない6発の超輸送機「アントノフ225」を中共が製造したがっていて、2019に完工させるという。じつはツポレフ社はロシア国内に主工場がある(現「ユナイテドエアクラフト社」)のだが、アントノフ社はウクライナ内に主工場があって、しかもエアバスやボーイングに対抗できそうな大型民航機はアントノフ社でしか開発・製造はできない。だからロシアと中共がウクライナ内のアントノフ工場の取り込みをめぐって激しく角逐しているのだ。なお、ウズベキスタンにあったイリューシン工場はロシアがぜんぶ回収した。
 シナ軍は2009年以降は、ヘリからのパラ降下を旅団規模で実験するようになっている。
 第15空挺軍はぜんたいで3万人くらいではないかと見られているが正確なところは分かっていない。そのうちチベットでジャンプしたことのある降下隊員は、4割ぐらいのようだ。
 インド軍はこれに対抗するため「山岳軍」を増強中であり、2020年代には8万人をヒマラヤに張り付けると言っている。
 ※1986に処刑された空軍用レーダー秘密漏洩スパイ・トルカチェフの話だとか、シリアに持ち込まれている露軍機のレーザー誘導爆弾とAAMが低信頼性であることは、旧ソ連邦国から現物を買ったりユーザーのインド人から話を聞けば分かるのだ――といった、どうでもいいような記事が散見される。何かを隠そうとする煙幕記事の匂いがプンプン。露軍の電子系の大きな弱点がアメリカで曝かれた可能性がある。