大型ドローンを使えば「空中タクシー」が実現する。その前に、救難ヘリの仕事の半分は、無人の垂直離着陸機で代行可。

 Kelsey D. Atherton記者による記事「IED Drone Kills Kurdish Soldiers, French Commandos」。
  2016-10-2にISが、イラクのイルビル市において、市販のドローン〔おそらくマルチコプター型〕とIEDを組み合わせた武器を使い、地上から射撃されたが、爆発によって結果的にペシュメルガ兵士×2名を殺し、クルド部隊を支援していたフランス降下兵×2名も負傷させることに成功したと、『ルモンド』紙が伝えている。
 これは、固定翼型ではない無人機がゲリラによって操縦されて実際に敵兵を殺傷した、史上初のケースである。
 しかしクルド部隊にいわせると、この種の自爆型または爆発物投下型のドローンは2015冬からすでに散見されていたという。
 敵陣の偵察のためにクォッドコプターを飛ばすのは、ウクライナ戦線ではとっくに双方の陣営にとって普通になっている。
 そしてイラクとシリアでは、オフザシェルフのドローンから爆発物が投下されるようになった。
 次。
 2016-10-11記事「China blockades streets around military building as hundreds protest in capital」。
  北京で政府に対する群集の抗議デモ。迷彩服の退役軍人も横断幕を掲げる。
 整理解雇された軍人たちは、軍隊の最終階級に見合った民間の再就職先ポストが用意されないことに怒っているようだ。
 また1979の対越戦争に参加したような老兵たちは、軍人恩給(年金)が足りないと不平のようである。
 中共では反政府デモは犯罪である。そこで名目を「請願行動」ということにする。
 これはシナでは長い伝統である。