Bill Gertz 記者による2017-1-3記事「Chinese Information Warfare: The Panda That Eats, Shoots, and Leaves」。
『iウォー』という新刊を出すビル・ガーツ氏が、自分でそのサワリを紹介する。
南シナ海でシナ駆逐艦がP-8にミサイルを2発発射し、SLAM-ERで反撃したP-8は1発で駆逐艦を撃沈した。
報復のため中共の特殊部隊が米本土で工作活動を開始。北米(カナダとメキシコを含む)全体の電力グリッドをハッキングによって破壊する。
作戦名は「短絡作戦」。
ペンシルベニア某所で、送電線近くの高木を重機で倒して断線させる。
ついで変電所にマルウェアを送り込む。
米国は数ヶ月にわたり、電力の無い時代に戻った。
そこで北京からの通告。すべての在亜米軍をハワイまで撤退させよ。もちろん地域軍事同盟は全部解消せよ……。
2016-5までに米国政府は承知した。中共は、グーグルサーチエンジンの結果を勝手に変える方法を駆使していると。
ただし中共国内でアクセスした場合に限るが。
たとえば「天安門」でサーチをかけると、最初の数ページにはまったくそれが出てこない。
英文による印刷媒体とオンライン媒体を使った、米国および日本に対する攻撃は執拗である。最大の『チャイナ・デイリー』は海外読者90万人。放送局の「CCTV」は24時間、ケーブルニュースを流している。これらもすべてインフォメーション戦争工作なのだ。
2015に米連邦人事局の個人情報がごっそりとデータ盗取された。これが人民解放軍サイバー部隊のしわざであることは、すでにつきとめられている。
オバマはその報告を受けているのに、これまで何の対支制裁もしないで、だんまりを決め込んでいる。
じつは2011-8いらい、連邦内の対諜報セクションは、サイバー工作に対する対支制裁のオプションを、3ヶ月かけて考えた。
しかしオバマはその制裁提案のすべてを却下した。しかも却下の理由をいっさい説明しなかった。
2015夏までに、CIA、DIA、NSAを含む対諜報部局幹部が合議し、米政府や米国法人に対するサイバー攻撃に対しては強いリアクションが絶対に必要だと結論した。
そのDIAの長官だったマイケル・フリン中将が次の政権の国家安全保障アドバイザーになる。これでオバマ時代の悪夢はやっと終わってくれるだろう。
次。
ストラテジーペイジの2017-1-3記事。
コーストガードでありながら76ミリ砲を主砲とする海警の『818』型船は、シナ海軍の『54』型フリゲートの派生型である。戦時には、『818』型はそのまま軍艦に早変わりする。
『818』型は、副火器として30mmガトリング砲×2基を備え、小型ヘリ1機も積む。
火器管制システムも『54』型そのまま。
32発並べられるVLSのスペースは、あけてあり、いつでも後からミサイルを追加できる。
※このスペースは「武警」の居住区画になっていると見るべきだろう。
『54』型は4000トン、全長134m。165人乗り。