Michael Peck 記者による2017-1-3記事「The U.S. Army Fears Russia’s (And Others) ‘Helicopter-Killer’ Mines」。
ロシアやブルガリアなどが、「対ヘリコプター用スマート地雷」を開発中だが、まだ実戦で有効だったという報告は一例もない。
センサーと自律発射式のミサイル等が組み込まれた、待敵兵器である。
これは将来、軍用トラックにとってのIEDと同じくらいの脅威になるだろう。
ブルガリアが90年代後半に開発したAHM-200は、三脚に固定した迫撃砲のような外観で、全重200ポンド。
埋設はせず、地表に置かれる。音響センサーが1500フィート以内のヘリコプターの騒音を感知すると、発射準備。
ヘリが500フィート内に来ると、ドップラーレーダーが作動。
ヘリが300フィートに近づいたところで、起爆。自己鍛造メタルを飛ばす他に、1個の爆薬包を打ち上げ、それが花火のように爆発して多数の鉄球を散らす。
ロシアは2012年にその類似品を作った。彼らによると、高度300フィート未満の敵ヘリには、肩射ち式SAMが無効であるため、これを採用したとのこと。
ポーランドも、対ヘリ地雷を開発した。
オーストリーにも、赤外線誘導ミサイルを自動で発射する対ヘリ地雷あり。
ISは対ヘリ用IEDを数年前に使用したが成功せず。