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 ストラテジーペイジの2017-1-7記事。
  露軍は、古い米国製のUAVレイヴン(RQ-11)を電波ハックできる。にもかかわらず米国はウクライナにその旧型を支給し続けている。
 アナログ電波では、ジャックされるのは常識なのだ。やはり軍用品はデジタルでないと。
 さりとてデジタルレイヴンを送れば、これまた露軍に捕獲されて解析されちまうにきまっているのだが。
 デジタルレイヴンは米軍には2010からある。
 そうしなければいかんという米陸軍の認識は2008年であった。
 デジタルにすると、動画の解像度が上がり、しかも、同じ空間で同時に16機ものレイヴンを飛ばすこともできるようになるのだ。アナログだと、これは4機が限度だ。
 しかもアナログ電波はイスラムゲリラにすら傍受が可能。映像が敵と共有されてしまう。もちろん、ハッキングで墜落させたり、信号中断で「自動帰巣」を強いることもできる。
 特に智恵の働く奴らはイラン人。彼らはイラク内のシーア派民兵にこの方法を教授してやっている。
 オーストラリア、中共、チェコ共和国は、今すぐにもレイヴン級のデジタルUAVをウクライナに供給できる。それも、米国製デジタルレイヴンより安価に。
 ※日本はチェコにすら抜かれたってわけか。
 レイヴンはまず2003に米陸軍歩兵大隊が採用し、ついで米海兵隊でも採用した。レイヴン無しの歩兵戦闘など、もはや米軍では考えられもしない。この無人機は歩兵中隊の戦闘流儀を完全に変えてしまった。1コ大隊に9セットが定数である(1コ中隊あたり3セット)。1セットは、レイヴン4機+コントローラー2つ。
 最前線の歩兵中隊長が、自分専用の「ミニ空軍」を持っているようなものなのだ。
 移動するときにはルートの前路偵察をしてくれる。
 野営するときは、陣地の周りの夜間の見回りをしてくれる。
 2003年以来、2万機強が製造されている。1機は3万5000ドルくらい。1セットは17万5000ドル。
 最新のRQ-11Bは重さ2kg弱。バッテリーで60分以上飛ぶ。ふつうは高度150mで、10km以内の偵察に使う。最高300mまで上昇可。
 発進は手投げ。ゴムスリングで手投するともっと楽である。
 回収は強制エンスト&クラッシュによる。