今月末の徳間書店からの新刊にご期待ください! 講談社+α新書には4刷がかかりました。これでクルマ決定。

 ストラテジーペイジの2017-2-8記事。
  ノルウェーは、手持ちの56機のF-16Cを、転売ではなくスクラップにすることに決めた。2022年までに。
 これは52機のF-35でリプレイスするつもり。最初の1機は2017後半に届く。
 その52機は2021年に揃うので、F-16はいらなくなる。
 F-35のメンテナンス状態監視用の米本国直結ソフトをALIS (Autonomic Logistics Information System) という。
 イスラエルだけはALISを拒絶するつもり。
 ALISが集めたデータはぜんぶ米国へ直送されてしまう。
 しかしそのデータの中には、使用国において、法的に保護されている秘密情報もあるはずなのである。
 ロックマートはF-35の部品を、全米の435区の連邦下院議員選挙区内の工場にわざと分散的に下請け生産させている。議員たちがロックマートには逆らえないようにするために。
 ※企業献金を受けていないトランプだけがロックマートに高飛車に出られる。
 ALISがこれらの本当は必要もない小工場にまでネット接続されているということは、そのうちの最も弱い端末を敵国スパイがハックできれば、全世界のF-35を危険に曝してやることができるわけである。そのデータ通信は、同盟国軍のF-35の機内コンピュータに常時アクセス可能なので。
 このシステムがハッキングに脆弱であることは事前に分っていたが、政治が優先されて、残されている。
 敵国は、このネットに侵入できれば、世界のすべてのF-35が、1機1機、過去に何をしてきたか、この次に何をしようとしているのかも、把握できてしまうのである。
 欧州でもノルウェーくらいF-16をよく使ってきた軍隊は無い。1機の平均飛行時間はすでに1万時間を超えているのである。
 現在、ノルウェー軍のF-16は、年に140時間、平均して飛んでいる。
 これは、中古商品とする場合に、ノルウェーのF-16には魅力はないことを意味する。日々年々のメンテ費用が、かかりすぎる段階にさしかかっているからだ。
 いくらC/D型でも、こんなものをセコハン市場に出しても買い手はつかない。世界には、もっと蓄積飛行時間が少ないF-16がたくさん売りに出されているから。
 ノルウェーが最初に72機のF-16AM型を買ったのは1980年代前半。オランダ国内でライセンス生産された機体である。それを90年代後半にブロック50にアップデートした。
 いまから10年前、ノルウェー空軍は、そのF-16Cの主翼を総取っ換えしないと2020年代までは飛ばせられないと察した。
 その主翼更新工事の途中で、機体の他の部分にもいろいろとマズい疲労が蓄積されていることが発見されている。
 中古を売るにしても、それには米政府からの正式許可が必要なのだ。米国の技術満載だから。またノルウェーの政治家は堕落しておらず、買ってくれるならば誰にでも売ろうということには決してならない。腐っていないまともな国家だけを選ぶ。となるとますます商談の見込みは薄い。
 ソ連はミグ21を1万機以上製造した。米国はF-4を5000機以上製造した。しかし冷戦が終わると、戦闘機需要は激減した。そんななかでF-16は500機近く量産され、24ヵ国に採用された。
 いまある国がF-35を買おうと思ったら1機につき1億ドルかかる。しかしF-16ならば、その半額で、アムラームによる空戦をさせられる。
 ※ハスラーがいいと思っていたが、ワゴンRの新型の燃費がまたイイので悩みちゅう……。ちなみに北海道では4×4はデフォルト必須です。またこれからの福祉時代に2ドアはあり得ない。だから泣く泣くジムニーは除外。18歳で免許取ったときからの夢だったけど……。