軽のパワーではN-Boxが一番だという意見を某若い整備士さんから聞き、更に贅沢に悩みちゅう。5刷もかかったしカネに糸目はつけん!

 島松補給処の見学ツアーに行ってきました。
 なんでツアーがあるのかなと思っていたら、これは募集広報活動の一環のようですね。えっ、いつの間にやら「募集難」かよ!?
 そこでひとつお手伝いしようと思いました。
 北海道でブラック企業に就職してしまい、もっか苦悩中である26歳以下の男女諸君! 
 今日このタイミングなら3月の試験に間に合うから、本日中に最寄りの「地本」(自衛隊の募集機関)へ電話をして、「自衛官になりたいです」と頼んでみ。「奨学金の借金」がある人でも大丈夫。まずは相談することじゃ!
 PKO派遣=かけつけ死 という左翼宣伝のおかげで今まさに「入隊競争率ゼロ」状態なのである。だから、キミが「情報強者」ならばとつぜんに面白い人生が啓けるわけよ。
 そもそも海外派遣は、兵隊(陸士や陸曹)が希望しなければ、行く可能性などゼロなのだ。幹部=将校になると選択の自由がなくなるが、下っ端には、派遣に加わるか加わらないかの選択の自由があるのである。厭なら、ずっと国内勤務なので、災害派遣の心配だけしとりゃええんじゃ。「かけつけ」もへったくれもあるかい。
 したがって、もし今後、日本国内で戦争が起きぬ限り、キミがイスラム軍などと鉄砲で撃ち合う蓋然性は、限りなく少ない。はんたいに、キミの学歴がたとい「中卒」(高校中退)にすぎなかったとしても、二等陸曹になるころには、キミの年収は日本のサラリーマンの全国平均年収を超えることは確実なんである。
 家賃や諸物価の高い東京でならばともかく、北海道では、キミは壮年時の収入と老齢年金の点で「勝ち組」となれる。その年収をもらいつつ「夜学」に通って大卒資格を取ってしまうことも可能。それならば奨学金由来の負債も生じない。それどころか若年時から2年ごとに100万円づつ貯金も増やして行ける。
 このように、天国と地獄は、情報強者か情報弱者かで別れてしまうのだ。
 サヨクと大手マスコミの嘘宣伝を疑って、部内者の口コミ情報をネットで収集せよ!
 まあ、士から曹に昇進したあと、つまり入隊してからだいたい6年以上も後では、九州~沖縄方面への数年間の転勤は必ず命じられるだろう。このシフトについては曹は拒否できない(米ソ冷戦時には逆に九州の陸曹がどんどん北海道に送り込まれてきた。そのまま北海道住民になった者も多い。なお、沖縄でシナ軍や韓国軍と戦争するのが厭だという者は入隊してくれなくていいから)。
 そして曹から三尉への昇進までは目指さないという道を選んだとすると、たぶん54歳で退職になるから、家庭内の粗大ごみになりたくなくば、その直後の再就職のことは早めに計画しておく必要はあるだろうが……。とにかく今日中に電話しなさい。キミが27歳になっちまったら、あるいは来週になったら、このドアは閉じる。
 次。
 Hope Hodge Seck 記者による2017-2-14記事「Marines’ Afghanistan Task Force Will Deploy with Quadcopters」。
  米海兵隊はオフザシェルフのクォッドコプターの採用に傾いている。市街戦用として。たとえば「インスタント・アイ」。メーカーは、フィジカルサイエンセス社。重さ1ポンド。滞空30分。
 海兵隊はこれをすべての小銃分隊に装備させたがっている。状況警戒と脅威監視の用途に。
 空軍がF-35の得た情報を後続の第四世代戦闘機に分けてやるように、海兵隊でも情報環境を「第五世代化」させる。最前線の一分隊の得た敵情を、全中隊、全大隊、全連隊、全旅団で共有できるようにしたい。
 ※米海兵隊の方針はそのまま陸自の方針として押し付けられる流れがあるから、関係者は目が離せませんね。
 次。
 島松で聞いた雑ネタいろいろ。(ソースは部内者とは限りません。)
 MCV=例の「16式」とかいう装輪戦車。あれで内地の陸自の74式TKは全部更新される。
 F-35案件を抱える空自がこのうえにTHAADまでも買うのは三幕の予算配分比率の伝統破壊となるので、とても無理があるが、もし陸自のホーク部隊の一部をTHAADで装備更新させるという「ウルトラC」を使えば、「F-35を空自、イージスを海自、THAADを陸自」というバランスのよい予算配分ができることになる。ホーク部隊もホーク用地も全国にたくさんあるので、抗堪性を発揮しつつ、将来の脅威変動に応じて必要な都市を防禦することもできる。ペトリ基地の少ない空自ではそうはいかぬ。
 105SPは、浮航ができる自走砲だったのに、なんで廃止されてしまったか? とにかく射程が短すぎた。いまどき重迫撃砲でも1万mくらい届くのに、それより短いのでは「対砲兵戦」でやられるだけ。それと、砲兵は「弾薬」の輸送がとにかく大変。SPを離島に送り込むことができても、大量の弾薬を離島に補給するのは生半可なサポート体制では実現しようがない。だから、高性能な155SPだって、対支戦争には使い勝手が悪すぎて出番なし。地対艦誘導弾のような「弾薬」自体の継続推進補給がラクな火器でないと、離島へは持ち込みにくい。
 そこでわたしは考えた。じつは昭和20年の硫黄島攻防でいちばん活躍しているのは、沖合いに浮かんだ改造輸送船にのっけた中迫(107ミリ)なのである。これで、夜間でも島の上の日本兵の移動や集結や展開は、まったく不可能になってしまって、日本兵はひたすら地下洞穴内に逼塞するだけになっちまったのである。
 ならば、重迫もしくは81ミリ軽迫を「半没艇」の中層デッキに搭載し、その半没艇の底には無動力の転輪をとりつけて、ふだんは陸上にウインチで引き揚げて「駐車」させておける装備とすれば、アイテム名目を陸自の「牽引砲」の扱いとできるわけである。もちろん陸地では「牽引」により機動させることもできる。
 半没艇は、離島に侵攻した敵軍のもっている装備では、いくら近くても探知のしようがない。つまり「ステルス」。対戦車ミサイルも対艦ミサイルも、照準のつけようがない。まして、夜間では。
 これで離島をぐるりととりかこみ、砲撃の「キュー」は無人機から出すようにすれば、24時間ひっきりなしに、島の上を火制できるだろう。
 海自や空自の協力が一切得られない最悪の場合でも、この装備があれば、敵による離島の占領を固定化させてしまうおそれはなくなる。
 15Hに投資している場合じゃないと思うのだが、如何だろうか。