蔦屋が徳間を子会社化したそうだが、函館蔦屋書店は同市在住者が書いた徳間刊の『日本の兵器が世界を救う』をプッシュしないのかい?

 ストラテジーペイジの2017-3-21記事。
  F-35が搭載する4銃身の25ミリ・ガトリング砲GAU-22Aは、優れモノだ。
 まず、軽い。ハリアーが搭載している5銃身20ミリのガトリング砲GAU-12(122kg)に比べて2割コンパクトで、重さは15%少ない。
 発射レートは低い。毎分3300発だ。GAU-12なら4200発だった。
 携行弾数は、F-35Aで182発。BやC型だと220発。
 この25ミリ弾は、3600m届く。精密に当たるのは2500m以内だが。
 実包は「25mm×137 FAP」という。FAPは破砕徹甲弾の意味。
 装甲車までなら上から貫ける。破片は付近の歩兵に対して有効。
 25mmガトリングは、通常、いちどに1秒未満しか連射をしない。それで55発弱のタマが飛び出す。これだと、6~7回引き金を引いたら、弾倉は空になる計算だ。ただし、あらかじめレートのセッティングを変えることが可能で、レートを下げれば、最大で12回、バースト発射できるようにもなる。
 米空軍は1959年に、重さ92kgのM61という6銃身の20ミリ・ガトリング砲を完成した。これが「ヴァルカン」である。1発100グラムの弾丸を毎分6000発、発射できた。
 F-16は、その実包を511発、携行した。
 照準装置の進化により、戦闘機のガトリング砲による対地銃撃が実用的になっている。
 シリアのタルトゥス港は今は100m以下の中型船舶×4隻しか利用ができない。
 露軍はそこに、2本の、浮き桟橋を架設している。長さはそれぞれ100mである。両サイドに1隻づつ、横付けできる。しかし、その桟橋以上の長さの艦船は、はみだしてしまう。
 ロシアはクルドのYPG部隊を訓練してやるための拠点をシリア内に設定した。
 シリアが化学兵器を使っていることに対する国連の制裁決議案に、ロシアと中共は拒否権を発動した。ISもマスタードガスと塩素ガスを製造して砲弾に詰めているため。
 さきごろ、イスラエルが発射した「アロー3」は1発だけだった。つまり、複数のSA-5のうち、自爆しなかったものが1発あったということ。
 なおロシアは2016年にはSA-10(S-300)もシリアに持ち込んでいる。※それは発射されなかった模様だ。