LRASM(長射程対艦ミサイル)は、レンジ200海里、弾頭1000ポンドで、F-18とB-1Bには来年から積まれるが、亜音速。

 Jeff Schogol 記者による2017-3-23記事「New amphibious landing tactics and technology」。
   ロシア軍やシナ軍が守備する敵海岸にも押し寄せることができる技術をこれから海兵隊は考えるという。対テロ戦争は一段落したので。
 リモコンの水陸両用車などが提案されている。
 今日ではイエメンのフーチ・ゲリラのような連中ですら地対艦ミサイルを保有し、リモコンの特攻ボートや爆装ドローンを操縦できる。これをどうかわすか。
 真の上陸点とは違う海岸に敵の守備隊をひきつけてやるために、無人の航空機や潜航艇や水陸両用車両をリモコンでスウォーム運用して陽攻させる技法を検討している。
 ※有人の水陸両用車の課題は明らかだと思う。まず、乾舷高は文字通りの「ゼロcm」にしないと着上直前のサバイバビリティーなどもはや期待はできない。したがってリモコン銃塔も廃止すべきで、そのかわりに天板ツライチとなる埋め込み式のグレネードランチャーのような曲射固定火器を新開発するしかない。かつまた、海上で車体に破孔を生じた場合に全乗員が迅速安全に車外へ脱出して溺死を免れ得る、上手い方法を何か発見しなくてはならない。それらが難しいと言うのならば、有人の水陸両用車などスッパリと諦めることだ。ヘリの方が百倍、気が利いている。
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 Matt Cox 記者による2017-3-23記事「Army Eyes Dual-Rotor Drone for Casualty-Evacuation」。
     チヌークを小型にして無人化したような「DP14 ホーク」は、重さ430ポンドまで運搬することができ、機内に6フィート×20インチの荷室空間がある。滞空は2時間強、可能。
 ※20インチといえばママチャリの車輪径。よって怪我人×1人を寝かせて収容できるのである。
 巡航速度は82マイル/時。風速46マイルの横風にも耐えられる。
 将来はこれで最前線から負傷兵を後送させるであろう。
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 ストラテジーペイジの2017-3-24記事。
  中共軍は「殲20」が部隊配備されたと吹かしているが、甚だ、怪しい。
 殲20は、諸元上は、米空軍のF-20ではなくてF-15Cに近い。
 特に翼面積。
 F-22の翼面積はF-15より25%も大きいのだ。ところが殲20の翼面積はF-15と同じである。
 エンジンパワーは、F-22はF-15より65%増し。殲20はF-15と同じにすぎない。アフターバーナーはある。
 殲20は真正面に対してのみステルスで、他方角からはまるみえである。
 これらから判断すれば、中共軍は殲20を量産機どころか、未だプロトタイプとすら位置づけてはいまい。そのずっと前の段階である開発研究機にすぎないものだ。つまりこれから時間をかけて、形状もスペックも修正される。そう考えるのが合理的である。
 戦闘機に要求されるレーダーと電子装備は特別である。中共工業界はそれを用意できていない。
 だから現状では、殲20は、かつてのF-117と同様に、「ステルス軽爆撃機」としては使えるが、「ステルス戦闘機」としては、看板に偽りがある機体であり続けるだろう。