Micro-Phalanx が、できるはずだ。

 STARS AND STRIPES 紙の2017-4-4記事「Army’s third-arm gun mount aims to lessen burden of heavy weapons」。
   炭素繊維複合素材で重さ4ポンド未満の「機械の第三の腕」が防弾ヴェストから延びて兵士のM4カービンを支えてくれ、反動も吸収してくれる。兵士は本来の両腕で、もっと他の仕事ができる。
 そんな、人間とロボットアームの融合を、米陸軍がメリーランド州アバディーンで研究中。
 ※まさにわたしが『自衛隊無人化計画』(2009)で書いていることを、ようやく米陸軍が後追いリサーチし始めた模様。
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  Franz-Stefan Gady 記者による2017-4-4記事「US Navy Buys 17 Advanced Sub-Killer Planes Armed With Flying Torpedoes」。
    潜水艦を攻撃するMk54魚雷に滑空翼をもたせて、P-8Aが高度9100mから投下し、GPS誘導によって狙ったところへ正確に着水させる。そんなシステムを2020年までにボーイング社は実現するつもり。
 ソノブイはもっと多数必要だし、ソノブイ信号を機上で解析するコンピューターの性能も増強する。
 P-8が低空に降りなくなれば、敵潜水艦はもうP-8からマークされていることを察知するすべがない。
 ちなみにP-3オライオンは、対潜魚雷を投下するためには高度100フィートまで降りる必要がある。
 ※水中の潜水艦から発射できる有線誘導の対空ミサイルをドイツが販売開始したので、対潜哨戒機側もうかうかしていられない。
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 ストラテジーペイジの2017-4-4記事。
   過ぐる 3-1に「アトラス5」ロケットで軌道投入されたNROの衛星は「イントルーダー12」とよばれる海上監視衛星であった。もちろん秘密だが、観測マニアたちはすぐにつきとめるのである。
 ※習近平の訪米前にシナ海軍はまた北米近海で何かブラフをやらかすつもりかもしれない。それをバッチリ監視してやるというわけか。3月打ち上げならそろそろ調整も完了だろう。
 高度1000km~1100kmで合計2~3機を編隊周回させ、外国海軍の艦艇や航空機が洋上で発する電波をキャッチするELINT機能を発揮する。
 複数機から標定することで、電波の発信源座標も絞り込まれる。
 三機編隊の対艦艇用ELINT衛星の初代は「Parcae」といい、1976年に運用開始した。
 二代目が「イントルーダー」で1990運開。
 1996に「イントルーダー4」が投入された。
 2001の「イントルーダー5」は新機種だと見られた。というのは、三機ではなく二機編隊だった。標定性能が向上し、三機は必要なくなった。
 2007の「イントルーダー8」以降は、「アトラス5」が打ち上げ機に使われている。
 「イントルーダー12」は1機が3トン。「アトラス5」は低軌道なら29トンまで投入できるから、2機を同時に投入するのは容易である。
 ※6トンではペイロードが余り過ぎる。たぶん他の重量級の軍用衛星も詰め込んでいたのだろう。
 この「アトラス5」は、ロシア製のRD-180というブースターを使っているのが問題視されている。近い将来には純米国製の「スペースX」などにより代替されるであろう。
 「イントルーダー」と一緒に海洋監視しているのが、1978以降の「ラクロス」である。こちらはレーダーによって、洋上の敵艦隊の動きを見張る。
 ※ということは3-1に同時に放出されたのは、重量級且つ最新型の「ラクロス」なのか? ラクロス1機とイントルーダー2機による3機編隊か?