日本の「軽トラック」が火力支援車として採用されるか?

 ストラテジーペイジの2017-6-18記事。 June 18, 2017:
   ピックアップトラックの荷台から81ミリ迫撃砲を発射すると、車体が発射衝撃でじきに壊れてしまう。しかしエイモスというリコイル緩衝機付きの81ミリ迫撃砲なら、問題なく発射し続けられる。
 これが現在、シリア内の反政府ゲリラ(クルド系)に、米国によって供給されている。
 荷台には、54発分の弾薬も積めるのである。
 射程は5km。
 エイモスを最初に買ったのはバーレーンだった。2016のこと。
 イスラエルの技術陣によると、緩衝機を迫撃砲に取り付けることにより、反動は7割緩和できる。120ミリ迫をハンヴィーの車上から発射することが可能になるが、さすがにピックアップトラックの荷台から発射できるのは、81ミリまでが限度だという。
 2004年にイスラエルは、120ミリ迫撃砲に緩衝機をつけて1.6トンにまとめ、それを7トン軍用トラック(4×4)の荷台に固定して発射できるようにした。
 通常弾で射程8.2km、ロケットアシスト弾なら13km届く。
 そして2012年にはイスラエルは81ミリ迫撃砲に緩衝システムを結合させ、スペインの2トン積み軍用トラック(ハンヴィーもどき)の荷台に固定してやった。そのシステムを6つ、売った。
 一般にはイスラム圏ではイスラエル製の武器は売れない。しかしトルコは2000年以前はイスラエル製兵器のバイヤーだった。またクルド人は、常にイスラエルとコネクションを維持している。