Devika Krishna Kumar 記者による2017-9-12記事「Texas Calls in U.S. Air Force to Counter Post-Storm Surge in Mosquitoes」。
西ナイル熱のようなやばいウィルスを媒介する蚊が、フロリダの水害後に残っている水溜り(スタンディングウォーター)で大増殖するおそれがある。
そこで、サンアントニオ基地の空軍のC-130から殺虫剤を撒く。これから2週間をかけて。
テキサス州では西ナイル熱で2016年いらい21人が死亡している。
また同じ期間にジカ熱を発症した患者は342人いる。これも蚊によって媒介されるものだ。
ヒューストン市を内包するハリス郡の車両による殺虫剤噴霧は、夜間に実施される。
注意。養蜂業者は、巣にカバーをかけること。
そして推奨。住民は虫除けを活用し、戸外では長袖を着装せよ。
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Kim Tong-Hyung 記者による2017-9-13記事「South Korea Conducts Cruise Missile Drill」。
韓国は大気サンプルから「キセノン133」を検出したと言っている。だが、他の同位体をひとつも検出できていない。
他の同位体が出てこないと、9-3実験がプルトニウム素材なのかウラン素材なのかを判定できない。また、本当の水爆ならば大気中からトリチウムの痕跡が検出されるのだが、それもまだ検出されていない。
2006年の北鮮の最初の核実験ではキセノンとクリプトンの同位体が検出されている。それで世界は、プルトニウム材料の原爆が実爆したと判定できた。
ところが2度目の実験以降は、放射性同位体が検出されていなかった。
※地崩れが起きたほどの実験だったのなら、かならず地下坑道から放射性同位体が地面まで上がってきて、大気に混じる。こんどこそ正体が分かるはずなのだ。
※『防衛白書』で凡ミスを発見することはめったにないのだが、170ページ左段の「ドッグ型輸送揚陸艦」は、「ドック型~」の間違いではなかろうか?
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Sandra Erwin 記者による2017-9-13記事「Drone Warfare: A New Way to Look at Killer Robots」。
いよいよ、武装ドローンを小型化し、最前線の兵隊が臨機に任意に、分身として運用できるようなものが、模索され始めようとしている。
デューク・ロボティクス社の、自重110ポンドの「ティカド」という商品。2016に完成している。自動火器を吊下できる。
米陸軍も、ドローンで空から銃撃ができるものをいくつか工夫してきた。しかし「ティカド」ほど小型化はできていない。
デューク社の創業CEOであるラジエル・アチュアルは言う。「いかにたくさんの兵士たちが、アフガニスタンのような戦地で、火力支援を即座且つ十分に受けられないために陣没しているか。それを知ると心痛むものがあります」。
※こいつ絶対に米陸軍のアフガン派遣分隊のゴープロ実写編集TVドキュメンタリー全3回を視聴してるだろ。俺もあれから無数の重大なヒントを得たよ。全自衛官必見の番組だと思った。支那事変もあんな調子だったんだろう。
陸上の分隊がピンチに陥ったとき、数分にして味方の攻撃機や武装ヘリがCASにかけつけてきてくれるのは、映画の中だけのお話です、と社長。
アチュアルはイスラエルの退役軍人である。
フロリダに本社を設立して、クラウドファンディングでこれから設備投資しようというところ。
だれでも450ドルで1株から買えますよ。
※この記事はよくあるイスラエルの宣伝のひとつであるから盲信しないように。それはともかく、こういう兵器メーカーの証券を日本人が取得するのに特段の問題があるとは聞かない(もちろん多額に及べば外為法にかかってくるのだろうが……)。また、このような「渡米起業」を日本人に禁ずる法律も無いであろう。何を言いたいかというと、日本政府が「武器輸出」を解禁するもなにも、その前から、日本人の武器商売は、こういう形をとれば自由だったんじゃないかということさ。