講談社プラスアルファ新書『東京と神戸に核ミサイルが落ちたとき所沢と大阪はどうなる』は10月4日搬入の見通し。

 通例より早いタイミングで書店に並びます。この1冊だけが。
 親子二代でわたしの営業部長を買って出てくれているK君、今日もへいじょう運転で頑張っているみたいだね。
 「眼からウロコが落ちた」という読者の感想、わたしはこれまで何百回、聞いてきたでしょうか。また、聞かせていただきます。
 そして来年は軽自動車ではなく、家かなんか建てたいですねえ、とか言っちゃったりなんちゃったりしてね。キャッシュで。いやRCの中古でもいいんですけど。5LDKぐらいで妥協しちゃう。わたしの皮算用では、25万部くらい売れると、手が届くはずなんですけどねえ……(溜め息)。とりあえず、大川の橋の下かな。
 え? これから日本国内に家なんか建てて安全なんですか――と思った貴方! お薦めですぜ。核攻撃から安全な町と安全ではない町を、実名で示してあります。核爆発後に地価の下がる土地と下がらない土地の違いも教えますよ。
 何でいいまでこういう企画が無かったんでせうかね。
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 Michael Peck 記者による2017-9-13記事「Army seeks swarms of mini-drones for medevac」。
      1人のオペレーターが2機以上のドローンのスウォームをあやつることで、最前線から負傷兵を空輸後送(MEDEVAC)できるのではないか、という米陸軍の研究が始まった。
 ※はじまったな……。
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 ストラテジーペイジの2017-9-14記事。
   ルーマニアは米国製のHIMARSを54両(運搬発射トラック)と、再装填弾薬運搬トラックを54両、GPS誘導装置付きロケット弾を972発、同じランチャーから発射できる短距離地対地ミサイルATACMSを54発、発注した。しめて12億5000万ドル。
 ※HIMARSからも射程300kmのATACMS(弾頭重量500ポンド)を発射できるということは、HIMARSをどちらかの島に置くことで宮古島と沖縄本島の間の290kmの宮古都海峡は、ATACMSの対艦バージョンで閉塞できるわけ。すでに在沖海兵隊がHIMARSを6両以上持っていることは8月の北海道演習で確認されている。もちろん、与那国、石垣、宮古に展開してそこから尖閣近海を火制することなどはぜんぜん容易。
 HIMARSトラックは1両が500万ドル。
 22トンのMLRSはC-130には載らなかったが、12トンのHIMARSはC-130に載る。
 GPS誘導のMLRSロケットは1発10万ドル。口径227ミリ、自重309kg。弾頭重量89kgでその半分は炸薬重量。無誘導なら85km飛ぶ。※実用は70km以下なので石垣島から尖閣までは届かない。
 比較。
 GPS誘導される155ミリ砲弾(炸薬6.6kg)のエクスカリバーは、射程37km。
 GPS誘導される120ミリ迫撃砲弾は、射程7500m。
 F-35から投下できる細身爆弾SDBは全重130kg。
 F-15から投下できる500ポンド(227kg)爆弾には炸薬が127kg入っている。
 米陸軍は、とっくに203ミリ砲を廃止してしまった。MLRSがあまりに合理的・効率的なので。
 ※前回の北鮮は弾頭に模擬ペイロードを載せて2700kmも飛ばせず、RVもバラバラに分解して失敗したものだから、今度は弾頭をカラッポにして飛ばしてみたところ、それにもかかわらずギリギリ3500kmしか飛びませんでしたという、じつに情けない体たらくだな。これでリアルな弾頭を載せたらグァムには届かないという推定がますます本当らしくなったじゃないか。しかも液燃だぜ。
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 Sandra Erwin 記者による2017-9-14記事「Defense Executives: Trump Cannot Reverse Globalization Trends」。
    米国のラティス・セミコンダクター社を中共資本が買収しようとしているのをトランプは阻止するつもり。
 これは「防衛製造事業法(Defense Production Act)」によって大統領に授権されている権能の行使である。