西郷軍は、多数の手漕ぎ船でまず四国へ渡り、そこから大阪を狙うと善戦できたろう。それ以外では官軍海軍力のため必敗。

 SETH ROBSON 記者による2017-10-3記事「Twitter users appear to track Navy ships using newly activated beacons」。
    米第七艦隊は、香港の前の海のような混雑海域では、米軍艦にもAIS(Automatic Identification System)のリスポンダーをONにさせることに方針転換をしたらしい。このたび民間人が、10-1の空母『ロナルド・レーガン』の刻々の位置を追跡できた。
 表示ソフトでは、単に「米国政府の艦船」とのみ表示される。しかし報道を追っていたマニアには、それが空母『レーガン』だと見当がつくわけだ。
 ※スクリーンショットを見る限りでは、随伴駆逐艦の『チャフィー』は表示されておらぬ。ということは空母だけロケーターをONにしたのか。
 『フィッツジェラルド』もこのようにしてAISをONにしていれば衝突などしなかったはずだ。ただし当時どうしていたかは未だ分かっていないという。
 『マケイン』はAISをOFFにしていたことが調査で判明している。
 AISは、返信はしないで、受信のみするというモードにすることができる。米軍艦はしばしばこのモードにしているという。
 ※わたしゃ沖ノ鳥島を取材に行ったときのサルベージ船のブリッヂで初めてAISちゅうものを見せてもらいましただよ。遠くに見える貨物船の仕向け港名までも表示されるのにはびっくらこきました。
 ※ちなみに2017-5-9に日本海で韓国漁船と衝突した『レイク・シャンプレーン』は第三艦隊所属。サンディエゴが母港。こっちのAIS状態もさっぱり不明。
 WWII中、アンザックの将校やパプア人が日本の艦船の動向を島影からモニターしていたものだ。その人数は400人だった。支那人も今、同じことをやっている。
 次。
 Jerry Paul 記者による2017-10-3記事「Finish the MOX Project」。
     建設中だった二つの商用原発が、計画中止となった。場所はサウスカロライナ州コロムビア市。
 これも困ったことだが、もっと大問題なのは、それとは別にSC州内で建設中の、とある施設。核兵器級のプルトニウムをMOX燃料に変えるという工場だ。2000人の労務者が工事しており、すでに七割完成している。
 しかしワシントンの政治家と官僚の一部は、このMOX燃料工場も計画中止させようと動いている。
 2000年に米国はロシアと合意した。ロシアの厖大な核弾頭を廃止・整理するにつれて余るプルトニウムを米国において原発用燃料に変えてしまい、テロリストが盗んでも原爆にはできぬようにする、と。
 ところがオバマ政権が、この計画を止めて、プルトニウムは希釈して地下に貯蔵するがよい、と言い出した。
 だがオバマの官僚たちかあてにしている地下施設はそもそもそんな目的のために造られたものではないし、過去2年、閉鎖されている状態である。
 MOX燃料はフランスではもう何十年も前から実用化している話。これをやらなければ米国は民生用核技術のリーダーではいられなくなる。
 SC州知事のヘンリー・マクマスターは完工期成派。さかんにトランプに予算継続を訴えている。
 ※もしトランプ政権がMOXを止めると決めてしまえば、その次に来る事態は「六ヶ所村の再処理施設を中止しろ」というアメリカ様からの命令である。しかしこういう記事を読むと、雇用重視のトランプ政権が、MOXを止めることはなさそうだと想像される。なにしろ「戦術核の新型を開発しよう」などという阿呆すぎる政策がポンと公言されるくらい、政権周辺には核の専門家が固めていない御様子だから、逆に日本の「核村」は、安心できるんだという感じがする。
 ※本日の昼までに北朝鮮のミサイルが東京に飛んでこなければ、わたしの新刊『東京と神戸に核ミサイルが落ちたとき所沢と大阪はどうなる』が無事、書店まで配本され、明日の夕方には手にとれるようになると思います。メチャ面白いです。ご期待ください。この本の内容が人々に理解されればされるほど、北鮮の滅亡は早まるので、みなさんも、こいつをベストセラーにすることによって、わが国の安全保障にどんどん貢献しましょうね! もちろん、こいつが評判になれば、次の国政選挙もずいぶんと「健全化」するはずです。今の日本で偏向テレビメディアにとりこまれていないのは書籍メディアとネットだけでしょう。