エロール・フリンのカスター将軍が貴乃花親方にしか見えねえ。

 昔のウェストポイントには「何年で卒業」という決まりはなかったことがよく描かれていた『壮烈第七騎兵隊』。初期のウェストポイントについて知りたい人は拙著『地政学は殺傷力のある武器である』の第二章を見るべし。
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 Mac Slavo 記者による2017-12-5記事「US Military Invests in ‘Doomsday Genetics’ Technology: ‘My Main Worry Is that We Do Something Irreversible’」。
       特定の生物種をターゲットとして選び、その生物種だけ死滅させてしまうことのできる遺伝子兵器。
 とりあえず、疫病や蚊の根絶のために研究されているところだが、この応用が拡大したらどうなるのか? という懸念。
 一歩まちがえたらヒトの方が亡びてしまいはしないか。
 ※いちばん予算をつけているのがDARPAなので、ロシアのボット宣伝機関はこの恐怖とDARPAを結びつけるSNS工作に注力中だろうね。かつてエイズはCIAがアフリカ黒人を絶滅させるために発明したものだという噂を流すのにも成功している。
 それともうひとつ。ある有害生物を死滅させたところ、じつはその有害生物のおかげで普通に生きていられた他の生物に、予想しなかった影響が及んで、結果的に、連鎖的に人間の生活も大混乱させられてしまわないか。
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 Tyler Rogoway 記者による2017-12-4記事「Missile Defense Madness: Myth Of Perfect Patriots, Magic THAAD, And The ICBM Shield」。
      米西海岸にあたらしい基地を選んでそこにTHAAD大隊を置くという噂が議会内をかけめぐっているが、ナンセンスだろう。THAADはICBM用ではないからだ。
 またもしそれがICBMのターミナルにも有効だったら、北鮮は西海岸都市以外の場所を狙うだけ。
 トランプ政権は、アラスカのGMDも、44発から64発に増やそうとしている。
 ヴァンデンバーグにあるGMD基地は現在は試験場であって、加州を防空する機能は無い。
 ではあるけれども、ヴァンデンバーグのGMDを強化するというのならばそれはTHAADよりはマシな政策になろう。
 サウジがイエメン発のスカッドを落としまくっているのはPAC-2である。
  ※サレハが殺される数日前からサウジ空軍は、サレハ派を支援する空爆をイエメン首都で続けていたようだな。
 UAEもペトリオットでSSMを迎撃できている。
 2017-6に米海軍のスパホがサイドワインダー(AIM-9X)でシリアのスホイ22を撃墜しようとして失敗。かんぜんにエンヴェロープの中だったのに……。
 ミサイルなんてそのぐらい、あてにならない。
 日本が買う地ージスも、北鮮からの天井サーブ攻撃にはなすすべなし。
 ※防衛省は距離800mでジュラルミン板に穴を空けるレーザーを開発済み。地表爆発さえさせなければ、都市は復興できる。この地対空レーザーを全国に急いで配備せよ。
 ※もし北鮮が意図的に不発の原爆を米国の大都市に落として地中にめりこませてしまったら、その都市の全住民は、無期限に自宅から遠く退避させられるしかないんじゃね? 北鮮は、不発のときは「時限信管だ」と宣伝するだけでいい。小威力の原爆で最大の政治効果を得る方法じゃないか。軽量原爆なら、弾殻を特に厚くして大気焼蝕を免れることもできるだろう。