ロシアの不参加により北鮮が平昌を流会にさせるびっくり作戦の心理障壁は何もなくなった。生物兵器演習もしくは大気圏内核爆発は年内か?

 KIM GAMEL 記者による2017-12-7記事「US aircraft moved due to weather, runway issues during war games in S. Korea」。
   烏山[オサン]基地の米空軍のF-16とA-10が、悪天候を理由として、ソウルから170マイル南にある光州の韓国空軍基地まで移転した。
 烏山のすぐ南の群山[クンサン]基地に移さなかった理由として米空軍の広報は、群山でタキシングしていたF-16の車輪が壊れてしまった事故の処理の関係で滑走路が一時的に使えないので……と説明している。
 ※光州基地は韓国空軍基地だが、いちおう米空軍専用の弾薬庫もある。そのような飛行場施設としては、半島での最南端(群山基地よりもずっと南)。北鮮の300ミリ地対地多連装ロケットによる奇襲破壊を避けるために彼らはいつでも光州へ移転できるように準備しているのだろう。DMZの北から光州を攻撃するためにはスカッド/スカッドERを使うしかない。
 光州の滑走路にはラプターも着陸している。
 次。
 Ankit Panda 記者による2017-12-6記事「The Hwasong-15: The Anatomy of North Korea’s New ICBM」。
   火星14を発射したTELは北鮮が中共製の8軸の「WS51200」という木材運搬トラックを改造したものだが、今回のは9軸。どうやら内製化しているらしい。
 火星15の第一段エンジンは、128秒燃えた。
 第二段は、161秒燃えたという。
 キャセイのクルーが目撃したもののなかには、第二段のフェアリングが含まれているかもしれない。
 ロフテド軌道は、ブースターの調子を自国の近くでより長く確認したいときに便利な軌道である。テレメトリーを終始、発射場で受信できるので。
 日本を飛び越えた火星12×2発のテストでは、どちらもRVが落下中にタンブリングしていた。
 火星15は、RVにオンボードカメラを入れて撮影動画を受信できている。テレメトリーを送受する技術は連中にはあるのだ。
 しかしもし次にMET(最適弾道)で発射するなら、テレメトリーはダイレクトに本国アンテナで受信できないから、衛星で受信もさせられない北鮮としては、観測船を事前に外に出すしかない。