核爆発の放射線を受けても二次放射能を持たないような「屋根材」「壁材」「建材」を模索しなければならない筈。

  Kelsey Atherton 記者による2018-1-4記事「Russia’s radar shortcomings are a US problem now」。
    昨年6月の火星14について、米国も日本も飛距離がICBM級だと認めたが、ロシアだけは、あれは中距離ミサイルである、と二回続けて発表した。
 これはロシア極東部ではまともな早期警戒レーダーが機能していないことの傍証だろうと疑われる。
 UHF波を使うヴォロネジ・レーダーがICBM警報システムとして存在するはずなのだが、どうやら北鮮の火星14の二段目は捕えていないようなのだ。それが物体として小さいからだろう。
 これは何を意味するか。北鮮のBMに対して、西側国がABMを発射すると、ロシアの間抜けすぎる早期警戒網は、それがABMだとは分からずに、西側からのBM攻撃だと勘違いするおそれがあるだろう。
 ロシアは2016末までに全国土の早期警戒網を建設し終え、2017末には最後の三箇所のレーダー基地が運開したとも発表している。
 ラヴロフ外相は12月になってやっと、北鮮がICBM級ロケットを持ったと認めた。
 ロシアは2017-11月の火星15(大型)はレーダーで探知できたのだ。
 しかしその前の火星14(比較的小型)は探知できなかったのである。
 ロシアが完成したと宣伝している早期警戒網の実力は、すこぶる疑問に満ちている。
 次。
 John F. Bradford & Daniel E. Fillion 記者による2018-1-3記事「Trilateral Security Cooperation: Act Now Against Sea Mines」。
   米海大の教官、ジェイムズ・フィッツシモンズは、2012公刊の論文集『Competitive Strategies for the 21st Century』への寄稿「Cultural Barriers to Implementing a Competitive Strategy」の中で、掃海努力に対する機雷敷設努力こそは、すべての戦争行為の中で最もコスパが良く、非対称戦争の好見本であると強調した。
 彼いわく。1945から2001にかけて、機雷はそれ以外の手段によるものの4倍の損害を米海軍艦艇に与えていると。
 北鮮が撒ける機雷の見積もりMaxは5万個である。
 機雷は撒いた犯人が誰かを証明し難いという点でも北鮮にはうってつけの武器である。
  ※この二人組の米海軍幕僚は、掃海力の弱い米韓両海軍に海自を混ぜて三国掃海同盟にしろという迷惑千万の気持ち悪いビジョンを説きまわっており、ペルソナノングラタの資格十分である。こいつらがその前に考えるべきことは、どうやって北鮮の東西海岸を機雷封鎖してやるのかということだろうが……。どこの組織にもピント外れの努力家が居るものだ。