よゆうチューブ

  Levi Maxey 記者による2018-2-7記事「China’s Fourth Industrial Revolution: Artificial Intelligence」。
   2014年いらい、中共で発表されたディープラーニング関係の学術論文数は、米国内のそれを上回っている。絶対量はどんどん増えている。
 内容の質は保証しないが、意欲だけはこの通りだ。
 ※一般家庭のPCから海外の科学雑誌データベースにアクセスしようとしても、国家によって通信を遮断されてしまう。そんな中共の情報インフラ下で、数だけ量産される「学術論文」とは何なんだ?
 2017-3に百度が中心になってディープラーニング国家技術研究所を設立した。
 関心分野は、顔イメージや人間の音声の識別、バイオメトリックIDなど。
  ※中共はAIを10億の国民の監視に使いたいのだろう。『パーソン・オブ・インタレスト』の視過ぎとしか思えんところがあるからな。
 オバマが2016にAI革命を後押しする政策を打ち出したのに刺激されて中共は2017-7に、「2030年までに中共がAIで世界を牛耳る」との構想を打ち出した。
 2017前半に習近平は、「軍民融合開発委員会」を立ち上げさせた。
 2017-12の広州市エアショーで1000機以上のマルチコプターがスウォーム展示された。今日まで、数では世界最大。
 その前の6月には119機の固定翼ドローンを一斉飛行させている。
 中共サイバー機関は2015-6に米公務員200万人分のプロファイルを抜いている。
 AIで分析すれば、この個人情報のビッグデータから、北京の手先として転んでくれそうな属性がピックアップできるはずである。
 ※借金歴、渡航歴、性癖、趣味、離婚歴、本人犯罪歴、身内の起こした事件歴……。
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 Kendall Hoyt 記者による2018-2-6記事「How World War II Spurred Vaccine Innovation?」。
  南北戦争中、戦死者の2倍の病死兵があった。
 米西戦争では、戦死1人に対して病死兵数は5人にのぼった。
 WWI 最終年、1918の致死的インフルエンザ流行でも、在欧米兵の半数が罹病して大損害。
 WWII中に米国は10種類のワクチンを用意した。D-dayに大至急で間に合わせたのがボツリヌス・ワクチン。ドイツがV-1号にボツリヌス菌を充填しているという誤った情報に基づいた対策だった。
 日本本土上陸作戦の準備として、日本脳炎ワクチンも量産した。
 じつは製薬会社に言わせると、ワクチン製造というのは全く儲からない。これは社会奉仕だと彼らは割り切らねばならないレベル。
 しかしWWIIでは民間の製薬会社が政府に奉仕的に協力してくれたので乗り切れた。それがなかったら、たとえば梅毒などが全米に大蔓延していた。
 この関係は現在でも非常時に必要とされるはずである。
 近年のパンデミック。
 SARSが2003、鳥インフルが2005、豚インフルエンザが2009、エボラが2014。……次も必ずあるはずだから。
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 ストラテジーペイジの2018-2-7記事。
  2018-1にドイツ政府から発表。リビアに最後まで残っていた神経ガス(サリン)用の原料500トンがついに破壊されたと。
 じつはそれ専用の特別プラントがドイツ国内に建てられていて、そこで2017-11に作業完了したのだ。
 サリンとマスタードガスの毒ガス工事の場所はトリポリ港から770kmも内陸であった。
 ストックされていた原料の化学物質は、そこからひそかにリビアの港まで輸送され、さらにこれまたひそかにオランダの特設タンカーによって2016-8に欧州に向けて搬出された。
 化学物質の総量は850トン。
 これらの処理作業には5年かかった。とにかく秘密を保持しないとテロリストに目をつけられるのでたいへんだった。
 2014年前半には、米国から可搬式焼却炉をたずさえた秘密チームがリビアに派遣され、化学爆弾をひそかに処理している。