ナノなのだ。

 ROBERT BURNS AND VLADIMIR ISACHENKOV 記者による2018-2-14記事「US, Russian officials dispute reports of Russian casualties in Syria」。
   シリアのノモンハン事件(2018-2-7)は、とんでもない規模の一方的な袋叩きだったようだ。
  現地米軍によると、敵(ロシア軍)がまず、ユーフラテス東岸の「Deir el-Zour」省において、大砲と戦車砲によって攻撃してきた。それに対する反撃だったと。
 中東の米空軍司令官(カタールに所在)のジェフリー・ハリジアン中将によれば、たしかに大空襲で応じたと。
 3時間以上にわたり、F-15E、B-52、AC-130、アパッチ、リーパーが地上を攻撃し、ついで地上からも榴弾砲、迫撃砲、ロケット砲、戦車砲で反撃した。
 この空爆だけで、侵攻軍の戦車と野砲は多数、破壊されたという。
 ※アサド=モスクワは、シリアのユーフラテス東岸地帯が、イラクに合併されるか、クルドの国家になってしまうことを恐れているようだ。
 不確実情報としてロシア国内では、200人の露兵が死傷したという話が飛び交っている。
 すくなくも4人死んだことについては現時点で確認されている。
 ※米国務省とCIAが「露兵だとは確認できていない」「違う国籍の傭兵じゃないか」などと火消しに必死なのは、現地の軍隊の間では相互の憎悪が前々から昂進しているので、この「事件」がすぐに「事変」規模へ発展しかねないからだろう。