今書いている本はテロリスト・スリーパーの本なので、「対諜報」「対テロ」関連の小ネタ(埋め草)に使えそうなアイテムのショットを頼みますよ、みなさん。
あと、キャプションの正確を期すために、会場で収集できるパンフレット類も見たい。別途、御礼いたします。
次。
記事「Is China at the forefront of drone technology?」。
じつはドローンの分類法は世界的には確立していない。
しかしDoDは以下のように5つに分ける。
グループ1。最大離陸重量が20ポンド以下。常用高度が地表から1200フィート未満。対気速度が100ノット未満。
グループ2。最大離陸重量が21~55ポンド。常用高度が地表から3500フィート未満。気速250ノット未満。
グループ3。最大離陸重量が1320ポンド未満。常用高度が海抜1万8000フィート未満。気速250ノット未満。
グループ4。最大離陸重量が1320ポンドより大。常用高度が海抜1万8000フィート未満。気速は問わない。
グループ5。最大離陸重量が1320ポンドより大。常用高度が海抜1万8000フィートより大。対気速度は問わない。
シナ製ドローンの弱点は やはりエンジン。
最新鋭のCH-5も、リーパーより100ノット低速である。
また、リーパーが1万5000mを巡航するのに、CH-5は7000mにとどまる。
※MQ-1 プレデター時代は高度1万mの民航機とのニアミスが懸念された。MQ-9 リーパーにはとりあえずその懸念はないわけか。
リーパーの滞空は27時間。
中共メーカーは2008年から17年までに88機の中型多機能軍用ドローンを計11ヵ国に対して輸出している。
そのうち三分の一は武装型。
ちなみに輸出の半分は「彩虹(CH)」シリーズが占めている。26%は「翼竜(WL)」シリーズである。それぞれ別のメーカー。
同期間に、彩虹+翼竜は計68機、輸出された。リーパー+プレデターは62機、輸出された。やはり同格クラスのイスラエル製のヘルメス+ヘロンTPは計56機輸出された。
中共製中型ドローンの最大の顧客はパキスタンで25%、次がエジプトで23%、次がミャンマーで13%を買った。
イスラエルは輸出規制がないので、欧州にもラ米にも売り込んでいる。
世界のドローン市場の規模は2016年は85億ドルだった。2021年には120億ドルになるだろうという。
2017年の統計。非軍用ドローン世界市場のシェアの72%をDJI社が占めている。まさに「一強」。2位と5位も中共メーカー。3位が米国「3D ロボティクス」社。4位がフランスのパロット(鸚鵡)社。
一時期、米陸軍がもっともたくさん使用している商用ドローンは、DJI社製品であった。
しかし2017-8に、米陸軍は使用を全面禁止した。
中共には新会社も続々出ている。「Tengoen Tech」社は、汎用オクトコプターを売り出す。人の救難吊り上げや、軍用機に対する空中給油にまで使えるという。
次。
ストラテジーペイジの2018-6-1記事。
また新弾薬の採用だ。米SOCOMは、半自動狙撃銃用の弾薬を、現用の7.62ミリNATO弾から、6.5ミリの「クリードモーア」実包に切り換えるという。
「.260レミントン」と比較テストしたが、クリードモーアが勝ったという。
0.260インチ=6.6mm である。
新カートリッヂ(実包)の特徴は、ケース(薬莢)そのものは「.308」NATO弾と同じなので、マガジンやボルトは設計変更の必要がない。既存スナイパーライフルのバレルだけ交換すれば済んでしまうのだ。
じつは欧州ではクリードモーアの6.5mm弾は猟用として長らく使われているものである。2008年からある。ただ北米市場には普及していなかった。
この6.5ミリ弾は、射距離1000mまで有効だという。7.62ミリNATO弾は700mまでが有効なのに比し。
.308NATO弾よりも正確で、横風にも強く、当然、リコイルは小さい。
※横風に強いというのは理解できねえ。いくら高速弾でも、軽ければ流されるだろ。
SOCOMは2019年から6.5ミリ弾に切り替えていく。