馬毛島は東向きの海流中に位置するのでUUV奇襲があり得る。

 一年のかなりの時期、東シナ海から大隈海峡を太平洋側へ、潮流が流れ出てている。敵潜水艦やUUVは、この潮流に乗っていれば、無音で移動することができる。
 だから要警戒だ。
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 ストラテジーペイジの2018-7-15記事。
  ソ連が崩壊した1991後に判明した衝撃の事実。冷戦中、「ソ連軍の電子戦攻撃力はNATO側の対策を上回っている」と叫んでいた者たちは、正しかった。冷戦中、そうした悲観主義者たちは「大袈裟なやつだ」と、NATOの指導部から疎んじられていたのだったが……。
 そうしたロシア人の電子戦能力は冷戦後期にさらに磨きがかかっていることが、近年のウクライナとシリアで証明されつつある。NATOの幹部は再び、事態の深刻さに目覚めた。
 救いは、冷戦中のソ連のEWに精通している東欧軍人たちの智恵を、今やNATOは借りることができること。だいたい、手口が推測できるのだ。
 米陸軍は、旧ソ連のEW技術開発を手伝っていたウクライナ人から、多大の支援を受けて、アンチEWのシステムを構築しつつある。
 そのシステムは在欧の米陸軍に優先的に持たせてきたが、現在、ようやく、米本土の部隊にも支給が始まっている。
 そのシステムの概要。まずVRODというセンサーが、戦場に存在する敵のEW脅威を、内蔵の脅威ライブラリと自動照合する。このライブラリが逐次にアップデートされるものであることは言うまでもない。
 続いてVMAXというカウンター電子装置が作動する。これはネットに依存することなく、最も効果的になる対抗電波を放射できるものらしいが、詳細は秘密。
 ロシア国内で米国の外交官が持たされている特殊な携帯スマホ。絶対にハッキングされないと思っていたところ、ロシアはしっかりとそれも傍受できていることが分かっている。
 ※この世には盗聴されないケータイ電話などあり得ぬ。問題は、スクランブルのかかった交話の内容までも再現できるのかということ。