ぜんぜん関係ないのですがわが国では大学の医学部の偏差値が年々高くなる一方なのだという。
そしてその説明としては、〈親たちが頭のよい息子に、倒産リスク等のない安全なエリート人生を送らせてやりたいと願っているから〉――なのだという。
オイ、そんなの嘘に極まってるだろ?
親たちが後期高齢期に達したときに、随時に息子に医療相談をしたり、安価に息子の手による施療をしてもらいたい――と願っているだけじゃろう。
完全に親の都合ですよ。
医業の世界も、パワハラ、巻き込まれ型スキャンダル、自業自得スキャンダル、学部長や病院長といった枢要ポストが得られぬ憾み……それこそなんでもアリのはず。
さすがに失職して路頭には迷わんだろうけれども、カネや事業継承の心配は終生つきまとうだろう。激務からのがれられなくなるコースにはまる率も小さくはない。誰がそれを安楽と言うのか。
しかし、親はとても安心する。これが最大の功利だ。というか、唯一の功利だ。
教育勅語が消滅してくれたと思ったら、自然に、『孝経』が復活した。
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John Watts および Christian Trotti 記者による2018-8-6記事「Stealthier Tanks Are On The Way」。
グラフェンでシートを造ると、戦車が輻射する赤外線を大幅に抑制できるという。
さらに動力を内燃機関ではなく電池とすれば、熱線輻射そのものも低減する。
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ストラテジーペイジの2018-8-7記事。
7月20日の事件。ハマスはイランから供給されたAM-50という12.7ミリ口径の狙撃銃を使って、国境フェンスの向こう側のイスラエル兵を射殺した。
ガザ地区には2013年後半から、シュタイヤー=マンリッヒャー社製の「HS50」という12.7mmの狙撃銃が持ち込まれていた。しかしそれがイスラエル兵に向けて発射されたことはこれまでなかった。
イランは2006年に、オーストリーから800梃の「HS50」を輸入していた。
発注されたのは2004年であった。
イランは、その武器を、アフガニスタンやパキスタン国境で麻薬密輸を阻止する警備のために使うのだと説明していた。だから武器禁輸されていたイランなのに、買うことができた。
しかし2007年には、イランからこの「HS50」を供与されたゲリラが複数の米兵を射殺した。
「HS50」は単発銃だ。弾倉は無い。1発づつ、指で薬室にこめる。銃は重さが12.4kgもある。全長137センチ、銃身長は833ミリである。
狙えるレンジは1500m。
これをイランは2013年までにコピーして「AM50」と命名している。
AM50はバレルが長く、933ミリある。全長も148センチと長いが、全重は逆に軽い。12.2kgだ。
すぐに、三発入りの弾倉を備えた新型も登場した。
最新の「HS50 M1」だと、5発マガジンである。
有効射程は1200mと謳われている。
このクラスの狙撃銃になると、品質管理された弾薬と精巧な照準器を用いるかどうかで、有効射程はガラリと変わってしまう。低廉な自家製弾薬と原始的な照準器でも1200mまで狙えるという意味だ。
イランに狙撃銃を売ったオーストリーのメーカーは米国から制裁を受けたものだから、あわてて、イランへ売った全製品のシリアル番号を米政府に教えている。ちなみに中共の6社もイランへ武器を売った咎により米国から制裁を喰らっており、米国内で商品を売ることができない。
HS50がイランに売られたときの単価は6000ドル強だった。闇市場では、その2倍以上で取引されている。