心からの「ふざけんな」

シナ式政治宣伝は、敵の譲歩にはとことん付け込んで、何も無いところに「大勝利」を作り出します。
 小泉氏が「わたしは靖国神社には参拝しません」と内々に北京に伝えた。
 そこでシナ政府はここから「大勝利」を作ることを早速考えます。
 「少なくとも日本の総理大臣が参拝することは許さない」と駐日大使に公言させるのです。
 この結果、あたかも日本の首相はシナに命令されて行動を選んでいるように見える。シナ国民にも見えますし、日本国民にも見える。他のアジアのマスコミ、欧米のマスコミにも、そのように印象されるわけです。
 シナ人との喧嘩を避けることは平和を意味せず、さらなる窮境にみずから溺れていくことしか意味しない。
 これは靖国の祭神たちにはよく分かっていたことでした。

 



「JRなんかやめてやる〜!」の可能性

 これからの電車車両は、タクシーみたいに、運転士の顔写真を各客車内に貼りだしておいて欲しいですね。
 たとえば若い運転士が、駅で一度オーバーランをしでかして上司から譴責されてしまったとする。そして何ヶ月もしないうちに、また同じドジをやってもうたとする。
 このような場合に冷静に自分を責めることができる青年であるのかどうか。
 はたまた、そのような場合はすぐヤケを起こしてしまう、アブなそうな奴なのかどうか…。これを、乗客に判断させて欲しい。
 「脱線したって構わね〜! また始末書だぁ。俺のキャリアはどうせこれでおしまいだぜ!」 (ただし関西弁) と心の中で思いつつ、一分半の遅れをノーブレーキ&MaxSpeedで挽回しようとするデンシャラス人格なのかどうか、そのツラつきと年齢から判断させて欲しい。
 まあ、無理でしょうね……。


全国の地雷マニアに朗報

 防衛庁から『オヤジたちの国際貢献』という、特定非営利活動法人の地雷処理の宣伝パンフレットが送られてきました。買うと2200円する立派な冊子です。
 Mine Action は、地雷処理だけでなく、不発弾処理の意味もあるんだそうです。初めて知りました。
 この本には、カンボジアやアフガンに埋まっていたホンモノの地雷と不発弾のカラー写真が多数、掲載されております。これは貴重です。
 また、現地人が不発弾をどう扱っているかのカラー写真、これは衝撃的です。
 ただし、地雷の生産国その他についての詳細な情報はありません。だから日本に数少ない地雷と不発弾の専門家集団がリリースした資料集としては、物足りない仕上がりになっています。そうしたデータが充実していたら、2200円は安いと感じられたでしょう。
 ちなみに満州の不発弾処理はこの団体の請負ではないので、その関係の記載は皆無です。
 これからどこかの地雷原に踏み込もうとしている貴男は一読して損は無いでしょう。


中のヒト、お疲れさまです

 所帯をもつとテレビというものがあるので便利と迷惑が相半ばします。
 昨夜は初めて地上波の「プライド」(この奇妙なネーミングについては何も言いますまい、どうせヤクザの興行なんでしょ)を視てしまいました。
 いや、ハイビジョンでなくともこの映像はおそろしいですね。両方の選手の目の表情がクロースアップで映されてしまう。今回のはメインはほとんど「シナリオあり」だったじゃないですか。いいんですかね、この調子でプロレスになっちゃって?
 まあ、長期の目論見としては、ヤオ試合七分の中にガチ試合三分の配合で、試合場の緊張感と茶の間のドラマ感を維持できれば、もちろん今風の興行として大成功の部類でしょう。いいトシになってもたまにガチを指定される有名選手はたいへんだろうと思いますが、天職ですからね。
 シウバ選手は今回はいろいろなキツいクスリを打って来ませんでしたね。DOPE歴と今の年齢を考えたら確かにもう蓄積が危険な水準に近づいていますでしょう。お金もじゅうぶんに溜まったでしょうし、潮時なのだとお察ししました。
 韓国の柔道選手はずいぶんビジネスに納得したものだなぁと感心しました。しかし人が殴られる危険に直面しているとき、ああいう手のガードをするでしょうか。そこを視聴者に納得させられないと、なんだかんだと言われてしまいますね。
 なぜわたくしがこの番組にあらためて興味をもったかと申しますと、ここのところ週に一回、タダでブラジリアン柔術を教えてくれる人がいて、そのお兄さんにお手ほどきを願っているのです。これをじっさいに体験せずにあの番組だけ視てれば満足という大衆が、わたくしには信じられない。
 人間の最大の戦闘器官は頭脳ですけれども、人も動物である以上、「全身で考える」ことが、より有益です。
 テレビやモニターの前に座っているだけで何かを理解できたつもりになってはいけません。
 こんどのシナ暴動騒ぎでは、「あれは江沢民派の陰謀だ。胡錦濤は被害者で、迷惑している」との風説が日本で流布されました。
 原潜挑発事件のときと、まるで同じですね。
 全身を使わずに物を考えた気になれる大衆は、自分の気が楽になる妄説をドーピングのように求めてしまいます。せっかく、他人の目の表情をクロースアップで視せられても、心のサインが読めません。
 こんどのシナ暴動も、胡錦濤が一から十まで計画し、実施させている政治マヌーバです。


勝負はデモの前からついていた

 またしても胡のとっつぁんと外務省シナスパイスクールの共闘チームの一勝です。
 そして敗因は小泉純一郎氏、ただ一人にあることをわたくしはここで強調しましょう。
 シナ政治家の最近の作戦は、「傲慢な言葉で小泉氏に向かって恥ずべき要求をする」→「その直後にアクションを数段構えで実行して天下に示威する」というパターンです。
 前の原潜事件の場合は、「イ、『小泉は靖国に参拝するな』と言葉で要求」→「ロ、その直後に原潜のグァム島一周が知れ渡るようにする」→「ハ、しかし小泉氏は『靖国に参拝しない』とも明言しないし何のアクション(靖国参拝)もしない」→「ニ、そこでさらに領海侵犯させた」でした。
 今回の暴動の場合は、原潜が、暴徒の動員に変わっただけです。パターンはまるで同じです。
 ただ、「イ」の部分が、今回は報道されなかったように記憶します。おそらくこれは水面下で胡の言葉による要求が小泉氏に向けてあったのだと勘ぐってよいでしょう。それを取り次いだのはスパイどもでしょう。そのタイミングは、今回のジャカルタ会談の段取りの相談を外務省側からもちかけたときでしょう。
 じつは小泉氏は、「靖国にはもう参拝しないよ」と、外務省のスパイをして胡に向けて暗々裡に示唆させていたのではないでしょうか。
 これは日本国民と日本史に対する首相の国家犯罪ですが、ところがこんなことでは、シナ政治家にとっては勝利を意味しません。満足が得られないのです。胡は、小泉氏が靖国に投石して北京に土下座遥拝するくらいのアクションをしない限り、満足しません。
 小泉氏は、原潜事件の直後に、ひそかな決心を変更すべきでした。つまり、靖国参拝を再開すべきだったのです。それが北京の人面獣心政治家に対する唯一の正しい回答だったのです。
 しかし臆病な小泉氏にはそのアクションができなかった。脅しには屈しないというメッセージを行動によって返すことができなかったのです。
 そこで胡は「敵は弱っているぞ」と看て、今回のライオットという第二ラウンドを用意したのでしょう。
 第二ラウンドは胡の完勝に終わりました。小泉の「おわび」演説が、「靖国にはもう参拝しない」の言い換えであるという、宮崎正弘氏の最新の推測は正しいでしょう。
 しかしシナ政治家はここで「手打ち」にする気なんてありません。こんどは暴動とは別な手で、第三ラウンドを考えています。それは経済政策か、他の方法か…? 予見はできません。第一ラウンドのように、米軍や自衛隊が関与してこられる方面は避けるでしょう。
 ハッキリしていることは一つあります。日本の公人が自分ひとりの意志で靖国神社に普通に参拝するようになるまで、シナの脅迫と乱暴は已みません。
 今回は、小泉氏もしょうもないグズだとよく分かりましたが、彼以外の自民党代議士の腰抜けぶりが、わたくしには衝撃的でした。
 春の例祭以前のタイミングで、じぶんの判断で参拝して北京に意志を示そうとした人が一人もいないのですからね。一体どこの国の代議士なんでしょうか。
 日本の国会議員は、国民感情を北京に正しく伝えることよりも、中共の独裁者の意向に沿い奉り、外務省の腐れ役人の指導に盲従することを選んだのです。


全国のヒキコモリの暇じんどもに告ぐ

 本日、平河総合戦略研究所からメルマ経由で配信された「平河総合戦略研究所メルマガ NO.010号」の中の別宮暖朗先生の寄稿「日中国交回復は誰が望んだか」にはブッ飛んだ。
 破壊力のある記事とは、こういうものであろう。
 副題をつければ「教科書事件は外務省内のスパイが起こしたものだった!」
 必読である。日本の夜明けは近いぞ。


代議士が国民感情を代表しない国

 この時期に靖国神社に参拝する国会議員が次々と現れないことが解せません。彼らの仕事はほんらい「人気取り」ではなかったのでしょうか? いまほどマスコミに注目される時も無かろうと思うのですが…。
 それほどにシナからの平常の「賂い」が巨額であるのだとしたら、おそろしいことですね。
 もはや中共のスパイであることが疑われるのは、外務省や閣僚の一部だけではないようです。


在支領事館の現状保存を望む

 壁面に鮮やかに痕された現代の紅衛兵の前衛芸術。あれを消してしまってはいけません。永遠に残しましょう。
 シナ人民の本当の心を後世の日本人が忘れてしまうようなことになっては不幸な歴史の改竄と同じです。ずっと、たいせつに守り伝えていきたいと思います。
 壁を見る度、大使・領事も記憶を新たにし続けてくれるに違いありません。これはとても大事なことですね。
 


閉ざされたシナ語空間

 今朝拝見した太田述正氏配信の英紙摘録記事は、現在までの日本国内の凡俗メディアには絶えて見られない事実指摘で、さすがジョージ・オーウェルを生んだ国は記者やデスクの関心の在り処も違うと驚かされました。
 中共の国内情報部がシナ国内の全プロバイダーに裏から強いることにより、「リアルタイム検閲」が、それも、検閲されていること自体を愚かなシナ学生どもには悟らせぬ「変換マクロ」により可能である……。考えてみれば当然な可能性でした。この、国家検閲の21世紀の最新進化型が、シナ本土では遂に実践されるようになっているのです。
 そうであるというのに、本朝のTV・新聞のコメンテイターなどは、依然十年以上前の「インターネット幻想」の孫引きに終始している。特にマスコミ関係者の惚けぶりは際立っているように思います。
 一連の騒動は、歴史上の位置づけではシナ軍閥が大正時代から反復してきた相も変らぬ古い手口ですけれども、戦前は日本の政治家が有能であれば可能であったかもしれないカウンター・プロパガンダは、今日のシナに対しては難しいでしょう。
 インターネットや携帯電話は、独裁国家によるニュース統制や、国民感情の操作、さらには統制された暴動指示……すなわち「マス」に対する「洗脳」そのものに、じつに有効に駆使されることが、ただいま現実に実験され、証明されつつあります。
 このシナ政府がやっていることを、日本の左巻きマスコミや将来の政権与党などが模倣したらどうなるのか、考えておくべきでしょう。
 北京は、自国内で洗練した手管を、対外的にも使ってくるでしょう。
 「反近代」のシナ・朝鮮に対峙する方法は、「近代」の外にありません。しかし残念ながら日本人大衆と知識人の8割の精神状態は「近代未満」なのです。これは戦前も戦後もあまり変わっていません。そこを「反近代」人たちに狙われて、いいように翻弄されてしまうのです。
 とり急ぎ日本の有識者が実行できる仕事の一つは、「シナ事変は蒋介石の侵略であった」「満州事変前夜も今とまったく同様のシナ為政者による破壊活動教唆が続いていた」「尼港事件にはシナ人と鮮人も関与していた」「シナ政府はかつてウソしか言ったことはない」などの正しい歴史事実を、日本の低能ヒキコモリどもに分かり易く教えておく著作でしょうか。


摘録とコメント──山田吉彦氏の二著作

 沖ノ鳥島に往復した8日間の間に蚕棚のような二段ベッドの中で雑多な読書をしました。余談ながら、他にすることがなかったせいか、連日豪華客船なみの食事内容であったにもかかわらず、出発時計測の体重70kgが、帰宅時には66kgに減っていました。ダイエットにはタグボートでの遠洋航海をオススメできます。
 さて山田氏は日本財団の「事務長」という肩書きで本船(航洋丸)に乗り込んでおられましたが、一フリーライターに過ぎぬ兵頭が今回テレビや新聞主力の調査団に混ぜてもらえましたのは、どうやら氏の「快諾」によるものなのです(『新潮45』編集部W氏の談)。
 このようにお世話になりながらご本人の著述を知らないままでは申し訳ないので、さっそく通読したのは言うまでもありません。
 以下にご紹介する二冊はいずれもエクスクルージブな内容を含み、広く人々に推挙できる良著でした。ただ残念なのが、タイトルや「宣伝コピー」に目新しさが欠けている点でしょう。類書との差異を市場にアピールできていない憾みがあると思いました。
▼『海のテロリズム』(2003年10月刊、PHP新書)
 江戸時代、加賀の米を大坂に運んだ北前船も、関門海峡の壇ノ浦と角島沖は、日和を見て潮を待って船出した。
 間切り航走術を発明したのはヴァイキング(p.88)?
 日本の輸入する原油の8割はマラッカ海峡を通過し、その量は毎日56万トンである。
 長さ300m、20万トンのタンカーが毎日3隻、日本に向かって通峡する。アラビア半島から日本までは14航海日。ペルシャ湾から日本までの間の海域を常時40隻の日本向け巨大タンカーが走っている。
 シンガポールには世界一の規模の石油精製所がある。
 なぜ15世紀にイスラムが東南アジアに普及したか。それは西方から海送される商品の魅力であった。改宗した現地人には、ダウの船長はこれらの商品を預け、「信用」を与えた。この功利を得んがため、現地人は競ってイスラムに改宗した。
▼『日本の国境』(2005年3月刊、新潮新書)
 現在のわが国の漁業従事者はたった30万人弱まで減った。外航船員は2003年で3336人、内航船員と漁船員などあわせると8万6208人。頼みは今やフィリピン人船員。
 03年の日本の海上貿易は9億1677万トン。
 日本の船会社は商船1873隻を支配するが、日本船籍なのは僅か103隻。日本船籍だと日本人船員を一定割合乗せねばならず人件費高のため、大概は便宜船籍(7割はパナマ)の選択となる。
 ただし船内では船籍国(旗国)の法律が適用され、便宜船籍船に日本の法律は適用できない。犯罪の捜査権も旗国の判断が優先される。しかしパナマ政府や警察が、日本の船会社のために骨を折ることなどありえようか。
 3浬領海を最初に主張し列国に強制し得たのはオランダで、英仏戦争から中立するための措置だった。18世紀前半の沿岸要塞砲の射程と一致。
 1977年以降も日本政府が宗谷、津軽、対馬(東水道、西水道)、大隈の4つの国際海峡に12浬領海を主張せぬのは、ソ連潜水艦を浮航させるガッツがなかったからだ(p.26)。※おそらくこれは平時の同盟国の潜水艦を隠してやるためで、有事には特例措置を停止してソ連潜に対してのみ通航拒絶する肚だったのだろう。
 大陸棚にコミットする省庁は、内閣府、海保、資源エネルギー庁、文科省で、一枚岩になりにくい。調査予算は各省からの掻き集めで04年度はたった150億円。1000億円用意しないと、200浬以遠の大陸棚の主権を国連委員会に認めさせるだけのデータは揃えられないというのに…。
 ある地質学者いわく、大陸棚に10兆円の資源が眠っているとしても、それを掘るには今の技術で10兆円以上かかる。
 04-12のシナ船のオキトリEEZ調査は、海中に音波を発信しながら航行していた。※ということは海中環境音の収拾ではなく、海底地形調査なのか。ちなみに先進国海軍の海中音響調査は、海域毎の常態バックノイズをデジタル化しようというもの。パッシブソナーのデータからこれをマイナスしてやれば、敵潜の音だけが浮かび上がる。シナはまだこのレベルに到達していない。※ただ、精密な海底地形調査もないがせにできないことは、05-1に米原潜『サンフランシスコ』がグァム島南方560kmを南下中、地図にない海山に衝突し死者を出した事故で再認識された。
 二月下旬の初鰹はオキトリEEZで獲れたもの多し。マグロの産卵地も、オキトリ=フィリピン=沖縄の三角形の中にあると推定されている。そこから三陸まで北上してくる。
 台風通過時のオキトリ近海の波高は17mになる。
 オキトリは護岸完工後10年しないうちに傷みはじめ、げんざい毎年2億円かけて補修している。
 旧海軍はS14〜16に10トンのコンクリート・ケーソン×500個を投入したが対米開戦により未成。そのあとが今の「観測所基盤」だ。
 やぐら組の「観測施設」は建設省が88年に組み立てた。
 04-11の日本財団による第一回視察団(団員45名)は、沖縄←→大東諸島に就航している貨客船『だいとう』をチャーターした。那覇からオキトリまでは1080kmで、船長はオキトリに行ったことがなかった。たまたま台風25、26号が発生し、終始荒天で、最悪日は波高6mだった。
 第一回視察では31名が東小島に3時間だけ上陸できた。
 日台間に海上犯罪に関するとりきめがないため、密輸・密猟事件の容疑者や証拠物件のとりあつかいは常に両国間の駆け引きになる。特に12浬以遠。台湾漁船も初夏に回遊する本マグロを追っており、石垣沿岸でかなり悪いことをしている。
 ただし台湾漁民は戦前から尖閣や先島群島の海域で漁業を営んでいたので、それを顧慮せずに締め出したままであるのは日本の落ち度ではないか。
 尖閣の久場島と大正島の米軍用射爆場は現在、使用されていない。
 ※解役巡視船『たまゆき』(1966竣工)がアルミ骨材で檜張り(p.133〜4)なのは、触発機雷対策ではなく、磁気機雷対策に非磁性材を使ったものと想像される。
 シナは1955にミスチーフ岩礁に漁民の退避施設と称する建屋を設け、いまやそれを定住施設に強化した。
 『つるぎ』は50ノット走行が可能(p.194)?