たとえば沖縄の高校が修学旅行で夏~秋の北海道に来るとする。観光「オン」シーズンだから、観光バスのドライバーなんて、一人も現地には余っていない。
しかし、この「新制度」の下では、観光旅行手配会社は、現地にバスの車体だけを用意すれば済む。それを運転するのは、生徒たちを引率してきた先生たちなのだ。
もちろん引率先生×2人以上が交替しながら、1台の大型バスを運転するわけである。
朝から夜まで、時間も機材も人材も、ことごとく、融通が利くようになるだろう。
たとえば200km以内の移動は観光バス、それ以遠はJRにしたっていいわけだ。駅を下りたところで、次のバス機材が置いてあるようにすればいいのである。
学校の授業でも、先生が思い立ったなら、即、レンタルの大型バスで、隣町や山奥まで往復ができるだろう。
少人数の課外クラブ活動では、道の駅で車中泊したっていいのだ。旅館が満杯でも関係ねえ。
超僻地では、平日の先生の出勤・退勤に小型バスを使ってもらい、そのまま「通学バス」として、途中の道すがらで、生徒児童を便乗させてやることができるじゃないか。通学の自転車ごと、バス車内に入れられるようにしたら、毎日のルートだって、この上なく効率化するぞ。
長い夏休みや冬休み中には、先生たちは、臨時の観光バスor長距離バス乗務員として、全国各地でアルバイトしてもいいことにする。
エロ事件を起して学校を永久追放された先生は、第二の人生を、バス運転手やタクシー乗務員やトラックドライバーとして、遠くの異郷で探せばよい。保険医療機関や行政の高齢者サービス事業でも、マイクロバス・ドライバーの需要は無限にある。
教職に向いていなくて鬱になってしまった若い先生も、さっさと学校を辞めて、フリーの観光バスドライバーにでも転職したらよい。いったん教員就職したあとの、途中からの人生のオプションが倍増するゆえ、俄然、「教職」は、大人気職業として浮上するだろう。それにより、ますます、良い人材が教育現場に集まるだろうと期待できる。(二種免許が取れないような人は学校の先生にそもそもなれない。)
南海トラフ大地震が来たときも、地元のすべての学校の先生が大型バスを操縦できる場合とできない場合とでは、大勢の人々の生存率は、まったく変わってくるはずである。
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SETH J. FRANTZMAN 記者による2024-6-26記事「Iran’s multi-front war on Israel has diminishing returns」。
イランが後援するイラクの武装集団「レジスタンス・イン・イラク」は水曜日に声明した。イスラエルのエイラート港をドローンで攻撃した、と。
IDFも認めている。紅海からエイラートに向かって無人機がやってきたが、沖で叩き落した、と。
海岸では「空襲警報」サイレンが鳴り響いたそうだ。
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Susan Crabtree 記者による2024-6-26記事「China to Marco Rubio: Corruption Bill Challenges Red Line」。
中共政府は、米連邦上院議員のマルコ・ルビオと、下院のアンディ・オグレス(ともに共和党)に、集中砲火を指向中。
この2名が今、通そうとしている《ど腐れ排除法=コラプション・ビル》、より正確には「共産党悪性影響法」が可決成立してしまえば、中共首脳にとっては大痛撃となるからだ。
この法律ができると、米連邦政府の国家情報局長は、90日以内に議会に報告書を提出しなければならない。その内容は、熊プー以下の中共の高級党員の誰がどのくらいの富豪であるのか、資産額をすべて明らかにする。
資産の多くは、米国内のトンネル会社や、カリブのタックスヘイヴンにある。それらも一切合財、暴露されるだろう。
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Defense Express の 2024-6-26記事「Single Propeller-Driven Yak-52 Took Down Eight Orlan-10 and ZALA Drones」。
たった1機のプロペラ複座練習機「ヤク52」が大活躍ちゅう。すでに「オルラン10」無人偵察機を6機撃墜し、また「Zala」特攻機も2機、落としているという。
最大の謎。どんな火器を使って落としているのか、いまだにヒントは非公開。ただ、どうやら「小火器」を使っているらしいと推定されるようになってきた。
公開写真のヤク52のキャノピーには布が掛かり、中が見えないようにされている。これは、キャノピー内にその「武器」があることを示唆する。
※第一次大戦が蘇ったね。
「ヤク52」の単価は、5万ドルくらいである。