旅行時代の終わり?

 今回のパンデミックは「世界旅行病」といっていいのかも。
 世界中を、かつてない数の有閑老人たちと、金満シナ人たちが、旅行するようになっている。その必然の現象なのだろうから。

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 Antonio Regalado 記者による2020-3-4記事「Gene sleuths are tracking the coronavirus outbreak as it happens」。
     2月後半にブラジルで新コロの初患者が出たとき、病院は、すでに中共がアップロードしていたコロナウィルスの遺伝子コード150以上とそれを比較した。

 ブラジルの患者は61歳のサンパウロ市民で、2月に北イタリアのロンバルディア地方を旅行して戻っていた。
 遺伝子コードの樹形図をつくってもとをたどると、彼がやられたウイルスは、上海女→ミュンヘンのドイツ人社長→イタリアという順番でやってきていることが判明した。それが次にブラジルに持ち込まれたのだ。

 ウイルスが伝染するとき、ゲノムの中のひとつの情報がランダムに変化する。それを調べることで、樹形図をつくることが可能になるのだ。

 この樹形図にアクセスしたい研究者は、キーワード「Nextstrain」でウェブサイトを検索せよ。

 この樹形図を充実・拡張すれば、どこの国の政府が新コロの拡散に失敗したのか、一目瞭然となる。欧州に関しては、ドイツに責任がある。

 どの国でも、ウイルスの侵入経路は1つではなかったことも判る。1国内で、複数のスプレッダーが併行・多発的に広めている。

 ブラジルで2番目に確定された感染者は、最初の感染者とはウイルス進化系統が別であった。つまり両者は物理的に接触/接近していなかった。

 ワクチンができてない以上、拡大を止める方法は、《感染したかもしれないと疑われるすべての集団の徹底隔離》しかない。

 1月にミュンヘンでアウトブレークがあった。この封じ込めに失敗したのが、全欧への拡大を招いてしまった。
 ミュンヘンから、メキシコ、フィンランド、スコットランド、イタリアへ同時に広まっていることが、樹形図から断定できるのだ。

 ミュンヘンの患者第一号は33歳のドイツ人実業家で、バイエルンからやってきた。彼は1月24日に喉の痛みと悪寒を自覚した。
 このドイツ人は、上海からやってきたシナ人のビジネス・パートナー(♀)からウイルスをうつされた。

 この実業家の会社の社員複数が4日以内に社長から感染した。会社は本部を閉鎖したけれども、遅かった。そこから全欧へ広まってしまった。今イタリアだけで3000人以上の患者がいるが、元をたどると、このドイツ男、上海女なのである。

 ※政府が東京五輪を返上しないのは、世界に対して無責任だろう。6月までに新コロのワクチンが量産される可能性は低い。6月~7月に世界の隅々からの大量の外国人を「おもてなし」したら、体温チェックを潜り抜けたスーパースプレッダーが日本全土にふたたびクラスターを拡散するのは火を見るよりも明らかで、日本国民に対しても、無責任だろう。1日も早く五輪返上を正式決定し、その予算を防疫対策費にまわすべきである。

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 Ellen Mitchell 記者による2020-3-4記事「Coronavirus fears have stopped F-35 lines in Japan, Italy, Pentagon says」。
     イタリアのF-35工場に関してロッキード社員は、自宅で仕事をするように指示されているところである。
 ミラノの西30マイルにあるカメリ工場。ここへの人の物理的なアクセスは制限されている。

 空自用のF-35に関与している三菱重工のFACOは、1週間、閉鎖される。

 F-35のエンジンの供給者であるプラット&ウィトニーの社員も、テレワークを命じられている。

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 CHRISTOPHER DENNIS 記者による2020-3-5記事「Airman’s $15 invention could save the Air Force millions」。
   空中給油機KC-135のタンクにヒビがないかどうかをチェックする道具を在英米空軍の整備下士官が考え付いて3Dプリンターを使って15ドルで自作。
 カップ状になっていて、そこに空気を高圧で送り込める。
 このカップを、ヒビがありそうな場所(下面)に外側から押し当てて、送気する。もしヒビがあれば、タンク内に気泡が湧くので、漏れの危険が判るという仕組み。

 ただし、燃料タンク内には、相棒の整備士が、アクアラングを背負い、装面して入っていてくれなくてはならない。泡の発生の有無を、彼が視認で確認するから。このタンク内作業を1回やると、1週間は、身体が灯油臭いという。

 この道具(カップ)は、油漏れリスクのチェック作業を劇的に高速化する。それによって人件費が年に数百万ドル節約されることになった。

 次の目標は、すべての航空機で使える道具に改良することだ。


5G時代には「テレ授業」が普及して、ほとんどの高校は要らなくなるのではないか?

 COREY DICKSTEIN 記者による2020-3-2記事「Pacific commander picked as next top Air Force general would be first black military service chief」。
     次期空軍参謀総長として、黒人のチャールズ・Q・ブラウン・ジュニア大将が指名される。就任すれば、米四軍史上初の、黒人の制服組トップとなる(湾岸戦争当時のコリン・パウエル統合参謀本部議長――1989~1993――は、じつは、その前に陸軍参謀総長に就いたことはない。もちろん閣僚としての国務長官は文官でなくてはならず、そのときは退役していた)。

 いまの空軍参謀総長のゴルドフェィンは、この夏に勇退予定。ゴルドフェインは2016-7から現職。

 ブラウン大将の今のポストは、インド洋~太平洋域の空軍の司令官である。

 彼は1984年にテキサス工科大学を卒業した。在学中から空軍のROTCを受講していた(奨学金とひきかえに卒後の任官を契約する仕組み)。

 ブラウン大将は、F-16戦闘機パイロット出身。対IS作戦や、アフガニスタン作戦を指揮したこともある。ヨーロッパやアフリカの経験も積んでいる。

 軍歴34年のブラウンの飛行時間は3000時間弱。F-16の他、十数種の航空機を操縦したことがあり、その中にはオスプレイも含まれる。

 2016-7から2018-7のあいだ、セントコム司令部において、彼はナンバー2の将官であった。
 これから、連邦上院での承認手続きが、必要である。

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 ストラテジーペイジの2020-3-3記事。
  トルコは、イドリブ県全域を支配しようとするシリア政府軍に反発して越境攻撃に出ている。在シリアのロシア軍は、いまのところ、トルコ軍と直接対決するつもりはない。

 過去4日、トルコは2個旅団を越境させ、空からは武装UAVとF-16で猛爆中である。

 トルコ軍は、これまで100両以上のシリア政府軍のAFVを破壊したと主張している。
 またシリア軍の「スホイ24」×2機、ヘリコプター×8機も破壊したと。

 空爆戦果のほとんどは、トルコ製の低速・低空UAVから投射された、トルコ製のヘルファイアもどき、もしくは、GPS誘導爆弾が、挙げているという。
 ※陸自はかんぜんにトルコにも後落したね。

 F-16と、トルコ軍保有の武装ヘリは、少数機が出動しているだけである。

 トルコが公表しているビデオの中には、ロシア製のパンツィール防空戦車(レーダーとSAMと30ミリ高射機関砲装備)を、見通しのよい砂漠で、いともかんたんにUAVが上空から狩っている様子が映っているものが複数ある。ロシアがシリア軍に与えているECM/ECCM器材は、役に立っていないことがわかる。

 トルコは、シリア政府軍が、前にロシアによる斡旋で合意しているイドリブ県内の一線まで戻ることを要求している。
 イドリブ県における停戦合意は2018後半になされている。

 イランは、トルコに対して、戦争するならシリア政府を支援するぞと脅している。
 じっさい、1発の弾道弾を脅しの意味で発射している。それは現地のトルコ軍の近くに落下した。

 今回の作戦のきっかけは2-27にロシア軍機の投弾により33人のトルコ兵が死亡した事件。これでトルコ人が怒った。
 2-27の空爆は、2機のシリア軍の「スホイ22」と、2機のロシア軍の「スホイ34」によってなされた。トルコ兵が舎営していたビルと、トルコ軍のコンヴォイが、爆破された。ロシア側の言い訳。トルコ兵の所在が、イスラムゲリラとごたまぜだったので、区別つかなかったと。

 トルコ政府は、国境から30km向こうの土地が重要だからと説明しているが、トルコ国民はそんな説明は重要ではないと思っている。報復でシリア人をたくさん殺してやることが重要なのだ。

 今月だけでもシリア領内で54名のトルコ軍将兵が死亡している。すべてロシア軍機の空爆による。
 いまのところ、ロシア軍は、越境してきたトルコ軍との直接交戦を避けている。

 トルコはまた、EUが、難民対策費をもっとくれるまで、2万人以上のシリア難民を、西欧域内に向けて放出し続ける方針である。
 東トルコにはいまもNATOのペトリ部隊が駐屯している。

 国連は、ロシアとアサドを戦犯訴追しろと言い出した。シリア国内で民間人を殺しまくっているので。


このままだと、ノーマルな女子選手はさいしょから「パラリンピック」へ登録することになる。

 性転換女子選手の五輪エントリーが公認されるなら、性転換者ではないノーマルな女子選手にはほぼ勝ち目がなくなるので、やがて「ノーマルな女子であること」=「ハンデ」とひとびとは認めざるを得なくなるだろう。

 そうなったら、パラ枠に登録しない女子選手は、ハンデを否定した以上、ノーマルな男子選手たちと同条件・同枠で競わなければならなくなるかもしれない。

 従来、スポーツ競技においてジェンダー分けがなされていたのは、そもそも、「女子=ハンデ」というコンセンサスがスポーツ関係者にあったからだ。が、それは、言葉の上では、隠されてきた。

 競技馬術のみが、終始一貫、女子も男子も同じメダルを競っている。そこでは騎手が女子であることがハンデと考えられていない。かたや、高飛び込みやアルペンスキーでは男女を分ける。そこでは女子であることがハンデと考えられている。競技をしない観客からしたら、どこがハンデなのかよく分からないのだが、たぶん競技当事者たちには、絶望的に克服不能なハンデの存在が痛感されているのだろう。

 これまでの五輪の多くの女子競技が、実質「パラリンピック」だったのだと部外者が想像ができるようになってしまったように思う。

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 Angela Chen 記者による2020-2-29記事「How coronavirus turned the “dystopian joke” of FaceID masks into a reality」。
    ひとびとのフェイスマスク常用が常態となったことで、アイホンの顔認証アンロックができなくなるという困った事態が世界同時進行中。

 そこで、マスクにじぶんの口まわりの写真をプリントしてしまうという凄解法を考えた者があらわれた。
 この技術を使うと、たとえば小児科医は、マスク着装のままで、患者の子どもを怯えさせなくともすむようになる。

 そしてこの技術は、中共のサーベイランスソサエティに対する叛逆の道具とも、なることであろう。

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 JAMES BOLINGER 記者による2020-3-2記事「Weekend rush leaves Japan commissary and exchange shelves short on toilet paper, hand sanitizer」。
    日本中にある米軍基地内の売店でも、トイレットペーパーの棚がからっぽに……!
 長い行列もできた。それはトイレットペーパーが中共製であり、品薄になるというネット・ルーモアに触発された人々の行動だった。
  ※英文でも流されていたということは、これもまたロシア発の社会撹乱作戦じゃなかったの?

 週末、岩国基地内の売店では、トイレットペーパー&ペーパータオルだけでなく、なぜか、パスタとスパゲティー用ソースまでも、売り切れ状態になった。
 基地スポークスマンは、それらペーパー製品は月曜日に入荷しますと広報している。

 アルコール手洗い液ボトルも、どこにもない。韓国の烏山[オサン]と、キャンプハンフリーには、週末に再入荷した。しかし在日米軍基地には仕入れる当てがない。
 岩国基地売店では、とくべつに地元卸から仕入れたというハンド用アルコール消毒液ボトルが、臨時に1本18ドル99セントで売られた。

  ※米本国からアルコール消毒液を送れという声が在アジアの米軍人家族からDoDに殺到しているはずだ。それにDoDがどのくらいの時間で応ずることができるのかに、とても興味がある。


アルバイト、なんでもやります。

 わたくし兵頭二十八は、アルバイトの職探し中です。

 (いまのところ本人も家族も、新型コロナウイルスの兆候を示していませんので、どうぞ皆様におかれましては、他事ながらご安心ください。)

 アルバイトの業種・業容ですが、幅ひろく、ほぼ、なんでも対応できると考えております。

 小文執筆、OKです。
 英文翻訳、OKです。
 官能小説、OKです。

 近場のサービス業、OKです。
 近場の軽作業、OKです。

 現住所は函館市の気象台の近くです。
 未明・早朝の時間帯にも出勤可能です。

 「使ってみよう」という雇い主の方、ご連絡をお待ちします。

 普免・大特 有。
 私有車 有。

  ※ガソリンスタンドの募集を探していたのですが、探し方が悪いのか、見つかりませんため、こっちから逆に応募の提案を公開しようと思いました。


(管理人Uより)

 右や左の旦那様、兵頭先生にどうかアルバイトを……。連絡先を御存じ無い方はこちらまで、よろしくお願いします。


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『当サイトでの投稿を含めた、兵頭二十八の活動全般を応援したい方たちによる喜捨行為』について

兵頭二十八の放送形式

新書よりも大判で、新書よりもページ数の少ない出版物が、もっとあってもいいはず。

(2021年1月18日追記)

 現在の兵頭先生のご住所も、投稿時より大して離れていないようです)


新聞紙でかんたんに「竹田頭巾」が作れるはずだ。

 応急用にはなる。

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 Oriana Pawlyk 記者の記事「The Air Force Has Updated its Song to Be Gender-Neutral」。
    「ワイルド・ブルー・ヨンダー」と通称される米空軍の隊歌。この三番の歌詞をジェンダー・ニュートラルに変えろ、と空軍参謀総長が指令した。

 げんざい米空軍将兵の2割は女子なので、この歌がつくられた1947年当時とは世界通念が違いすぎている。

 旧歌詞では、「われらが自慢の天駆ける男たち、合衆国空軍に乾杯だ」とある三番の最終行を、新歌詞では、「われらが自慢の空飛ぶ軍勢、合衆国空軍に乾杯だ」に直した。

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  Ellen Mitchell 記者による2020-2-27記事「US accuses China of using laser against Navy patrol plane」。
    2月17日、グァム島の380マイル西の公海上にて、米海軍のP-8Aに対し、中共軍の駆逐艦から、兵器級グレードのレーザー光線が照射された。

 これは米支間で2014年に合意したCUES(Code for Unplanned Encounters at Sea)違反である。

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 LARA SELIGMAN 記者による2020-2-27記事「U.S. clamps down on troop travel in the Middle East due to coronavirus」。
     セントラル・コマンドの担当地域に関する旅行移動制限が強化される。新コロ対策として。
 たとえば、サウジアラビアのリヤドに駐留する米軍部隊の者は、これまでは週末に勝手にUAEまで出かけて酒を飲めたが、そうした移動は原則として禁じられる。

 またたとえば、同じサウジアラビア国内であっても、商店街、映画館、人ごみになるコンサート会場とか競技場へ基地から出かけることが、原則として禁じられる。

 必要不可欠な移動はできる。たとえば、許可されたホテル、雑貨店、医療機関の受診など。
 また、セントコムの域内から、域外へ出て行く片道の旅行は、自由である。

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 ストラテジーペイジの2020-2-28記事。
   いま、タリバンの間で大人気の無人機が、DJI社製の「メイトリス200/210」だ。
 単価8000ドルで、自重は4.7kgもある。そこに1.45kgの荷物を持たせて飛ばすことができる。
 バッテリーは30分もつ。最高速度は60km/時である。

 実用的な遠隔操縦の可能な距離は5kmぐらいという。



3Dプリンターは、こんなときのためにあったのではないか?

 わたあめ機械のように「繊維の素」を投入すれば、不織布のマスクが立体的にアウトプットされてくるもの。でも、今からじゃ、間に合いそうにない。

 もっと急速量産&頒布できそうに思えるものは、「マスクの型枠紙」だ。

 つまり布マスクの「縁」になる部分だけを、厚紙で量産できるはず。学習雑誌の附録みたいに。
 購入者は、自宅にある不要な衣類・ボロ布を鋏でカットし、四周縁を、その厚紙枠の上にホチキスでとめるだけで、自作の使い捨てマスクが完成するだろう。
 もちろん耳かけ紐も、各人が輪ゴムの継ぎ足しか何かで自作するのだ。

 それも待てぬ人は、新聞紙をそのまま「巻き頭巾」にするのが便法になるはずだ。

 次。
 JOSHUA KARSTEN 記者による2020-2-27記事「DODEA’s Bahrain School extends school closure as coronavirus cases rise in country」。
     ペルシャ湾で最大の米軍基地が置かれているバーレーンでは、すでに市民33人の新コロ感染が確認されている。
 同基地内のすべての公共学校は3月10日までの閉鎖を決めた。

 米軍人にして、中共、香港、シンガポール、タイ、マレーシア、韓国からバーレーンにやって来た者は、14日間隔離される。

 次。
 Charlotte Jee 記者による2020-2-27記事「The US has its first case of “community spread” coronavirus」。
    外国に渡航してないのにもかかわらず米国内で新コロを発症した住民が1名、初めて確認された。誰からうつされたのかも不明。既知の患者との濃厚接触は無いという。
 これは、米国内コミュニティですでに感染の連鎖が起きていることを暗示する。

 確認されたのは加州サクラメントの病院にて。2月23日のこと。

 米国でも、検査設備の不足が、流行阻止の努力を妨げていると考えられる。


函館市でいちばん感染リスクを心配するべき場所は「函バス」車内では?

 とうとう死者が出たそうだが、それとは別の陽性の人が、公共交通機関として日常的に函館バスを利用していたと仄聞した。
 陽性か陰性かわからないけれども、咳の症状がある人で、それでもバス利用を止められないという人は多いだろう。
 だから言える。すでに、バスを媒介項として、全市に保菌者は広がってしまっているのではないのか。

 さて、この流行が終わったあとだが、「車内伝染しにくいバス」を設計したメーカーが、世界市場を独占できるのではないかと思う。急げぇ!

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 CAITLIN DOORNBOS 記者による2020-2-26記事「US military in Japan urges base commanders to impose more coronavirus screenings, cancellations」。
   神奈川県にある米陸軍のキャンプ座間は、3月29日予定の基地一般公開イベント「桜祭り2020」を、中止することに決めた。

 米海軍の厚木基地では、米軍基地の高校生チームと日本の高校生チームによる毎年恒例のフットボール交流試合「トモダチ・ボウル」を、今年は、しないことに決めた。

 『ダイヤモンドプリンセス』の乗客になっていた米陸軍将兵が7人おり、彼らはいま、14日間の隔離をされているところである。

 いまのところ在日米軍将兵の中からは1名の「陽性」も検知されていない。

 次。
 ストラテジーペイジの2020-2-26記事。
     中共では、新コロに罹って治った者のうち14%が、ふたたび感染している。

 中共のFY2020のGDP成長率は、3%にまで落ちるだろう。

 中共経済は、世界経済の成長率のうちの37%に貢献してきた。新コロの世界流行があと1~2ヵ月続くなら、世界経済がリセッションに入るだろう。中共の輸出産業も、買い手国が不景気に陥るため、長期的なダメージを蒙る。
 ※もはやリーマンショックどころじゃないですね。

 公衆衛生水準が低かったり、シナ人が多く入り込んでいたりする、北鮮、イラン、アフリカ諸国は、この病気の蔓延を止められないだろう。

 米支間の経済摩擦があったのに加えて、中共の経済活動が、生産・輸出ともにシュリンクするために、国際原油価格はもっと下がるだろう。

 すでに中共の港湾には、荷おろしの許可が出ないために沖待ちさせられている巨大タンカーが、何隻も、溜まっている状態だ。

 香港支庁は、18歳以上のすべての住民に、1289ドルを与え、これによって景気を刺激しようとしている。

 2月22日にわかったこと。いまや米国は、インドの最大の貿易相手国である。金額にして870億ドル/年。中共を抜いたのだ。

 2月7日、中共軍が発表。今年の2月の新兵の徴兵は、ウイルス騒ぎが沈静化するまで、やめる、と。
 中共軍の新兵の入営時期は、ロシア軍と同じで、年に2回あり、ひとつは8月中旬、ひとつは2月中旬である。

 ※来るぞ来るぞと言われ続けていた中共の没落が、とうとう始まった。ここから先は、もう、あっけないだろう。


新たな倫理問題が続々と……。

 社会的弱者のために運営されている授産機関の利用者が1名、風邪症状を呈し、その後、病院にて、じつは新コロに感染していたと診断された――と承知をした機関長(民間人)は、その事実を、いかにして公表すべきであるか?

 地域全体への流行拡大を阻止することにもし至高の価値があるのなら、この機関の全職員も、通いの全利用者も、濃厚接触者として隔離せよということになる。さらに、その利用者たちを送り迎えしている保護者や家族たちにも、自宅謹慎が要請されるだろう。

 だが、隔離や蟄居の要請期間が、1ヶ月以上の《不定期》だとしたら、それは、現実的だろうか?

 養護施設、保育園、老人ホーム、町の医院といった、性善の小機関が、1人の《新コロ陽性》の報告によって、無期限に機能停止してしまう。
 民間だったら、経営が破綻して、永遠に機能が消失するかもしれないのだ。

 養護系授産機関の場合は、その公表が、ヒステリー化した外部社会によって、利用者の《属性差別》に結びつく懸念を孕む。いずれが守られるべき公共益なのかという、強葛藤な判定を迫られる。

 私見だが、わが北海道南部域での流行情況を見聞するにつけ、今回の流行は、日本全国、20万人以上の市だと、もう止めようがないと感ずる。おそらく、行くところまで行くであろう。

 奇跡的に効くワクチンが数週間以内に量産されでもしない限り、これは世界的にご同様だろう。
 ということは、猛烈に流行中の世界の諸地域からの観光客を6月以降、東京に呼んでいいのかどうかを考えなくてはならない。

 道義的に考えて、それは行政として、やっていいわけがない。

 東京五輪の返上は、もう決まったと思う。
 そのショックを緩和する税制対策を、考えようじゃないか。

 次。
 KIM GAMEL 記者による2020-2-25記事「US base in coronavirus-hit city publishes whereabouts of military widow who tested positive」。
    大邱で感染判明した、元米兵(故人)の妻。この未亡人が住んでいる、キャンプ・ジョージと近いアパートの、53人の住民が、隔離された。食糧などは外部から供給されている。
 その所番地は公表されている。

 この未亡人は在韓米軍基地へのアクセス権を持っていた。検査を受けたのが2月22日で、陽性と判明したのは24日であった。
 大邱市内にはすでに1000人近い新コロ感染者が存在する。それはわずか1週間前に、ひとつの新興プロテスタント教会信者たちが拡散したものであった。
 このため大邱所在の米軍関係者9000人が、身動きできなくなっている。

 この未亡人は、キャンプ・ヘンリーとキャンプ・ウォーカーに立ち入っていることが判明している。期間は2月10日、11日、12日、15日である。すべて監視カメラ記録で確認済み。

 大邱のキャンプ・ウォーカーの基地司令のバランコ大佐は2月25日にフェイスブックで生配信した。この未亡人が最後に基地内の売店に立ち寄ったのは2月15日である、と。
 基地内でのこの未亡人の動きはすべてカメラで記録されていたので、カメラ判定で接近遭遇したとみなされた隊員等には全員、個別に連絡を取って、自宅待機等を命じたという。

 2月24日には初めて、キャンプ・ウォーカー内でも希望者に感染チェックを施した。ただし分析は基地外の韓国の医療機関でしてもらうしかない。全員、陰性だった。

 キャンプ・ハンフリーの将兵と軍属は、基地外での社会活動も禁じられた。レストランやクラブの利用もゆるされない。

 在韓米軍の中枢が所在するキャンプ・ハンフリーでは、新コロが入ってこないように、厳重な出入りチェックで戒厳状態。ヒートセンサーにより、体温が高い者のゲート入りは、拒絶される。


大金持ちは、探しているはず。離島もしくは過疎村で、プラグ&プレイの生活インフラはあるが、人ごみなど存在しない「避・感染症」別荘地。すぐに疎開しても半年くらいは暮らせるような……。

 ストラテジーペイジの2020-2-23記事。
   1月に起訴された、米国人にしてハーバード大の化学ならびに生物化学部部長 チャールズ・リーバー。
 こやつ、密かに中共の武漢大学の協力者になっていた。
 優秀な部下の科学者複数を使い、ハーバード内部の未公表の研究成果をどしどし中共へ垂れ流していた。
 受け取った代価は数百万ドル。

 学生ビザでハーバード大に籍を置いていたシナ人 Zheng Zaosong も起訴された。こやつは生物物質入りのガラス瓶21個と、研究データを、中共へ持ち出そうとした。

 やはり学生になりすましてボストン大学に籍を置いていたシナ人女 Yanqing Yeh 、こやつの正体は中共陸軍の中尉で、中共軍事大学校のテクノロジー盗取部門の長である大佐から指示を受けて動いていた。同時に起訴されている。
 中共軍事大学校は、米国内で誰とも共同活動をしてはいけないと連邦法で決められている中共教育機関のリストに含まれている。これが起訴のひとつの根拠。

 この女は、米海軍大学校大学院所属のコンピュータ・セキュリティ研究者も、一本釣りしていた。

 しかし Yeh と Zheng は、おそらく米国内では接触していなかった。スパイ活動の常套として、上司のハンドラーは本国に居り、エージェントは鵜飼の鵜にようにそのハンドラーからの指図だけで動く。敵地内で横のネットワークを張ったりはしないのである。

 次。
 KIM GAMEL 記者による2020-2-24記事「USFK dependent tests positive for coronavirus, putting military on high alert in South Korea」。
   在韓米軍関係者で初の新コロ検査陽性。この人は退役した軍人の未亡人。さいきん、在韓米軍基地内の売店を利用していた。

 次。
 CAITLIN DOORNBOS 記者による2020-2-24記事「Navy’s 7th Fleet to screen all personnel boarding ships amid coronavirus threat」。
    現時点では、第七艦隊の関係者には1人の新コロ患者もいない。
 しかし、これから全員の罹患検査を実施する。出入り業者に対しても、だ。

 在韓米軍の関係者の発症者は、大邱に住む61歳の女性である。


在韓米軍全員が「ゴルゴ13」化したらしい。

 KIM GAMEL 記者による2020-2-23記事「US soldiers fighting to keep virus from base at ground zero of South Korean crisis」。
   新コロナ肺炎が爆発流行している大邱市とその周辺には、米陸軍の将兵とその家族など9000人以上の米国籍人が所在する。基地としては、キャンプ・ウォーカー。

 将兵らは命じられた。「相手が誰であっても、握手してはならない」。

 土曜日にPXに入荷したマスクは、棚に並べられてから1時間以内に完売した。

 基地内の子供用の学校は、先週閉鎖され、早くとも28日までは再開はしない。

 基地内の日曜教会は、フェイスブックページを通じてヴァーチャルで実施される。

 PXは維持されるが、入店する者には、手の消毒が義務付けられる。

 衛生隊員が基地のゲートに増員され、サーモメーターで通過者をチェックする。体温が高い者は、基地内には入れない。

 インフルエンザのような高熱が出た隊員は、即座に基地内の軍病院のホットラインに電話すること。大邱市内の民間病院で検査を受けるように指示されるだろう。

 基地内ではウィルス感染検査はしない。検査は必ず、基地の外へ出てやってもらう。これが大方針。
  ※密集空間内に流行させないことが優先されねばならないのだ。

 韓国でのスーパースプレッダーとなった新興プロテスタント集団の教会は、大邱のキャンプウォーカーのゲートから1マイル離れたところにも存在している。

 23日時点では、まだ1名のウイルス感染者も、在韓米軍人の中からは確認されていない。

 大邱でアウトブレイクが認定されたのが19日だった。終末の屋外はゴーストタウン状態である。

 マスクしてない米兵が街をブラついていると、全員マスクの韓国人の母親が子どもを連れて脇へ逸れる。ペスト患者の気持ちを味わうことができるという。
   ※セックスピストルズの歌詞「again pest destroy」が脳内に蘇るわ。